介護職

忘れることはいいことだ

デイサービスの帰りの車内でのこと。 認知症のAさんと、しっかり者のBさんが、こんな会話をしていた。 A「私、お風呂入ったんやっけ?」 B「入ったやろ」 A「そうか。そういえば私、傘も忘れてきた」 B「ええやん。ぬれたって死ぬわ...
日記

取材を受けました。

介護は百人は百様だ。家族の数だけ介護のかたちがある。 たとえば私と同じように三十代で親の介護を始めた方の本を読んだのだけど、 「ここまで違うのか」 と新鮮な驚きでいっぱいだった。 おひとりさま介護 同じように突然の病気...
介護

助けを求める力

ひさしぶりに介護体験の本を読んだ。介護の苦労や不安が描かれた本で、なんかもう 「私ったらこんなにお気楽で申し訳ない!」 みたいな気分になってしまった。 この手の介護体験記を読むといつも、私は本当に楽させてもらってるなあ、苦労してな...
日記

今年で最後

私と母の一発芸、2人バイオリン。左手を私が、右手を母が担当して一挺のバイオリンを2人で弾く。もともとはリハビリから生まれた冗談みたいな演奏方法だが、 「コンサートに出演しよう!」 と目標を掲げて練習してきた。その結果、子供たち中心のユー...
日記

共感してくれない母

私は母に悩みを相談したことがない。家族みんながそうだと思う。もちろん子供の頃はなんでも相談していたはずだ。だがいつの頃からか 「母に相談しても無駄だ」 と思うようになった。 なにしろ母は超ポジティブ人間。悩みを相談したところで高田...
介護職

緊急事態「かもしれない」事態

訪問介護でのできごと。 いつもの時間、いつものように利用者さん宅を尋ねた。ピンポーン、と玄関チャイムを押す。普段なら「はーい」と返事があるはずだが、なかった。何度も鳴らすが応答なし。 これは、一人暮らしの利用者さんにはままあること。...
介護

母の誕生日

誰だって「今日は何曜日?」ときかれても、パッと出てこないことがある。毎日変わるからわからなくなるのだ。 記憶障害のある人にとっても同じこと。しょっちゅう変わるものはどうしても覚えられない。 年齢もそう。 うちの母も昔は 「私はも...
日記

死にたいくらい恥ずかしかった出来事

このあいだ服を買いに行った。 私の服である。珍しい。 いつもは母の服ばっかり買ってるから、たまに自分の服を買うとなると大変だ。サイズが全然わからない。もう何年も、ジャージかタイパンツかユニクロかしまむらのパンツしか買ってなかったから。 ...
介護

聖火ランナーに申し込んでみた

東京でオリンピックが開催されると決まったとき、母はリハビリ病院に入院中だった。妄想ばっかり見ていたからオリンピックが何なのかもわかっていなかった。 だが少しよくなって退院してくると、 「いいねえ、オリンピック!おかーさんも出ようかし...
日記

変わるもの、変わらないもの

古い友達に会った。 学生時代の遊び友達だ。 知り合ってから20年くらい経つが、そのあいだにいろんなことが変わった。時代はものすごいスピードで流れていき、世の中は目まぐるしく変わっていく。携帯はスマホになるし、なんでもインターネットで...
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