続:オヤジが食べない問題

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水頭症の手術から2週間近くがたつ。
手術によってオヤジはどうなったのか?
少しでもよくなったのか?
気になるところだが全然わからない

だって、ぜんぜん面会できていないからだ。
術後すぐに
「病棟でコロナがでました。面会は完全禁止です」
となり、私はただのオムツ運び係となったからだ。

たまに病院からかかってくる電話で聞かされるのは・・・
とにかく・・・
オヤジが食べないってこと、だけ。
ただそれだけ。

担当医が
「ここの食事は最低です!」
と言い切った病院食。
もともと好き嫌い大魔王のオヤジの口にあうはずもなく、どうしても食べないらしい。
嚥下能力に問題はないのだが、あまりにも食べないので鼻管栄養を通されてしまった。

鼻管なんか通されたら、さあ大変。
ますます食べない。
お薬も飲めない。
あたりまえである。
ご飯の時だけでも管を抜いてもらいたいが、
「痛みを伴うし、入れるスキルを持った人がたりないため」
入れたら入れっぱなしなのだそうだ。

鼻管のせいでますます食べなくなったオヤジ。
頑として口をひらかない。
先生も看護師さんも困り果てて、ようやく先日
「思い切って管を抜いてみよう」
ということになった。

が!

それでも食べないのがオヤジの頑固さである。
「まずいから」
という理由で。
「まずい飯を食うくらいなら絶食して死んだほうがまし」
と昔から言っている阿呆だから。

「食べるもの、たくさん持ってきてください・・・」
病院から電話がかかってきた。
「飲むものも・・・」
なんとお茶すら飲まないそうだ。
(プラスチックの容器だとまずく感じるらしい。)

とはいえ面会できないから、何をもっていけばいいかよくわからない。
オヤジが食べたいのは肉とかパンとかなんだろうけど、無理だし。
電話で看護師さんに聞いたところムース食レベルみたいだったので、思いつくものありったけもっていってみた。
カレー、水ようかん、ポテトサラダ、すいか、玉子豆腐、ヨーグルト、コーヒー牛乳やりんごジュース、市販の介護食(たぶん口に合わないから食べない)などなど。

病棟の入口まで持っていってから・・・気が付いた。
病室の冷蔵庫は小さい。
とうてい全部は入らない!
これはこまめに持っていかなくちゃいけないやつだ。
コロナだから面会せずに済むのにめんどくさいな。

コメント

  1. こんばんは。
    温められなくてもレトルトなら室温で充分温かく食べられそうな気もします。
    給食でパンがゆが出るなら、虎屋の介護食水羊羹「ゆるるか」を混ぜるとアンバタートースト風で美味しいそうです。
    リハビリするって言ったお父さん、がんばれ!
    給食のおばさんが工夫しろよ、です😹

    • 病院も不景気で大変なことになっちゃってるそうですから、節約した結果なんでしょうね。
      ボンカレーを常温のまま気に入って食べているそうです。
      早く持っていってあげたいなあ。

  2. 本当に私のオヤジそっくりで、、
    うちのオヤジも背骨骨折して入院しましたが、とにかく飯がまずい!って全く食べなかったです。
    外科だったから、普通なら患者が食べたいもの持って行っていいらしいのですが、オヤジは当時糖尿病が酷く「お父さんの場合は可哀そうだけど、糖尿があるので持って来てはだめです」って言われてしまって、、
    味噌汁もほとんど水だそうで、とにかく食べないんです。今思えばその食べなかった数日で筋肉が無くなってしまったと思います。(退院時身長が5cmくらい縮んだ感あり)あまりに可哀そうで売店で海苔の佃煮買って隠して食べるようにいいました。少し味がしたんでしょうね、それから少しづつ食べ始めました。私もちょっとつまんだけど、薄味で不味くは無かったですが、飲兵衛には無理な味でした。
    もう少しまともな食事作ってくれないんでしょうかね?人間にとって食が1番大事なのわかっている病院なのにね。
    とにかく1日でも早く家に帰りたかったら食べろ~~って脅しまくりましょうか??
    でも、帰ってくればまただださんが大変になるのは目に見えているし、、
    私もこの猛暑で参ってしまって(どっちか入院してくれないかな)なんて心で思ってしまっています。でも、入院したってまた帰ってくるだろうし、、
    葛藤が半端ないです^^

    • ああ~…糖尿とか腎臓とか、食事制限があるとよけいつらいですね。
      健康的な食事ほどまずいというか、不健康なほうがおいしく感じちゃうようにできてるんですね。
      まずくてもたくさん食べて、とっとと退院したほうが近道だと思うんですが。
      ちなみに脅すのは母の仕事だそうですw

  3. こんにちは だだ様お久しぶりです。
    お父様の病院食問題、意地とかじゃなく、食べない?食べられない?ご本人も「すまない」って気持ちもきっとあり、お辛いのでしょうね。
    私自身が、給食時代から好き嫌いが多くて、普通にランチをしても肩身の狭い思いをすることがあります。

    だだ様が、ブログをお休みされている間に我が家の義母が、認知が進行し、幻視、便失禁、昼夜逆転などなどに困っていたある日、転倒骨折し、歩行不能になりました。
    だださ~んどうしたらいいの?と心でつぶやきましたよ。
    結果、すったもんだの末、今は、特養でお世話になっています。
    お金の応援はしない親戚が静かになったのは苦笑いですが、正直プロにお任せできて安心ですし、小康状態で頑張る義母にも感謝し、日々過ごさせていただいています。
    ご両親の在宅介護を目標に頑張るだだ様の心意気と、ご一家の絆の深さに尊敬と応援の気持ちが、より深まったのは言うまでもありません。

    • 残念ながら、オヤジに「すまない」なんて気持ちはこれっぽっちもありませんね。
      まずいものを残すことは当然で
      「こんなもん食えるかい」
      と作り手に言っちゃうタイプなので。

      ぽさんも大変だったのですね。
      急激に進むと肉体的にも精神的にもつらいですね。
      特養は順番待ちがえぐいとよく聞きますし、それまでが大変だったことでしょう。
      施設に入ったからといってすべて手を離れたというわけではないのでしょうが…ひとまずは、本当にお疲れさまでした。

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