独居高齢者の熱中症の原因・初夏編

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訪問介護で一人ぐらしの利用者さん宅を訪れたときのこと。
今日は暑いですけど、体調はいかがですか。
「ちょっと膝が痛いけど平気よ」
にこやかにご家族の話を始めたのだが、なんだか話の辻褄が合わない。
あれ? おかしいぞ?
と手をとったら熱い!
熱を計ったら39度!キャー!
「おかしいわね。風邪かしら。別に頭も痛くないし、気分も悪くないんだけど。・・・もしかしてコロナ!!!!」
風邪でもコロナでもなかったけど、立派な熱中症でした。
危ないわ。。。

この仕事をしていると、ほぼ毎年、熱中症の方に出くわす。
脱水から脳梗塞になってた方も。
熱中症って恐ろしいのだ。

以前、一人暮らし高齢者の熱中症の原因という記事を書いた。
暑さに鈍く、冷房が使えず、なかなか水が飲めないというのが主な原因だ。

今日はそれに付け足しておこう。
6月ならではの、高齢者の熱中症の原因。

●厚着をする
すでに暑い季節だということがわからず、「朝晩はまだ冷えるから」と何層にも重ね着をしている。パッと見ではわかりにくいが、肌着やズボン下をたくさん重ねている場合も。

●窓・雨戸を開けない
「雨戸が重いから開け閉めがたいへん」
「網戸が破れていて、虫が入る」
などの理由で窓を閉めっぱなしの方も多い。
この季節は
「日差しがきつい」
という理由で雨戸をあけないことも。
換気しましょう。

●「まだ6月だし」
「まだ30度にもなってないから大丈夫」
「こんなんで暑がってたら真夏はどうするの」
とか思っちゃう。
「昔は冷房なんてなかったし!」
「ワシは鍛えてるから平気だ!」
とか強がっちゃう。
トシ考えてくださいよ。

そして我が家にも熱中症の危険要素がここに1つ。
母 「すっごく暑いんだけど!」

母に抱きつくシシィさん

毛むくじゃらの猫は体温が高いから、
「人間はひんやりして気持ちいい~」
とか思って抱きついてくるんだろうか。
迷惑です。

皆様、お気をつけて!