昨日、オヤジのことをケアマネさんに話しながら「しまった」と思ったことがある。
オヤジの病歴がわからないのだ。
・・・おとうさん、脳梗塞やったのいつだっけ? 10年くらい前だっけ?
ダメ元で本人に訊いてみたら
「えーと、小学生のとき?」
予想以上にダメな答えが返ってきた。ケアマネさんも苦笑していた。
母は自分で記録をつけていたので、それを見ればかなりのことがわかる。介護が始まってからは私自身がやりとりしてきたからすべて頭の中に入っている。一方オヤジはすべて母任せだった。が、今や母の記憶は高次脳の闇に葬られた。よくわからないことが多いのだ。
これから二人介護になるかもだし、妹のこともあるし、いろいろな情報をまとめておかなければと思った。それに・・・人生いつ何が起こるかわからないしね?
【まとめておきたい情報】
・身長やベスト体重、血液型、アレルギーの有無など
・主な病歴
・薬の名前や効能
・主治医や病院の連絡先
・家族について
・障害について
・これまでの経緯
・最近の変化
・保険証や障害者手帳のコピー
・使っている介護保険サービス
・ケアマネさんや介護事業所の連絡先
・デイの持ち物一覧
・介護するときの注意点、正しい姿勢の写真
・服や靴のサイズ、車椅子やクッションのこと
・紙オムツのメーカー名とサイズ、どこで購入しているか
・いつも使ってる介護タクシー
・趣味や好きなもの、キライなもの
・交友関係
・保険のこと
ざっと思いついたのがこれくらい。
あと、何がある?
介護記録をつけたいんじゃない。ダイアリーはいらない。万が一、私に何かあっても他の人が「これを見れば一目瞭然」にしておきたい。できれば最後に、・・・最期はどうしたいか、という希望も聞いて書いておきたい。そんな話をしたらオヤジに
「俺は死なん!」
と断言された。不死身なんだそうな。
さて、どうやって記録しようかな?
と思っていたところ、「介護者手帳」というものを教えて頂いた。よし、買おう!と思ってたんだけど・・・
ふと、気がついた。
私はめちゃくちゃ字が汚いんだった。
それはもう自信をもって言える。「私は字が汚いぞー!」と。
他の人が見たときに
「字が汚くて読めない!」
てなことになったら、どんなに詳細なメモも「これを見れば一目瞭然」とはならず意味をなさない。
・・・ダメだ。
性格的にもデジタルのほうが向いてるからなあ。エバーノートか何かにまとめて記録、プリントアウトを保存かなあ。
コメント
人目に晒す前提でしたら、綺麗で整然とした記載が何よりですが、データはクラッシュする場合があります。
東日本大震災で施設だか病院だったか、津波と停電で大混乱の中、ボールペン1本しか持ってなかったリーダーさんが利用者さんの避難割り振りや持病データ等のメモをご自分の左腕が真っ黒になるくらい書き留めたそうです。
当然、避難の次は申し送りが控えているわけで、「腕は必ず自分に付いてくるので、すごく助かった」との談話に大変感銘を受けました。
ワタシも義父や義母が唐突に救急搬送されることがあったので、罹患歴やかかりつけ病院名はあらかじめプリントしておきましたが、搬送先での診断や投薬変更等が頻繁にあったのでとにかくその場でメモるのは必須でした。
後で清書しようなんて思っても、時間が経つほどに、誰から言われたか、時系列すら怪しいです。
勿論、だださんの使いやすい方法が一番ですが、紙面の上半分はその場のメモ(殴り書き)、下半分は上記を手掛かりに後で清書という使い方でもいいような気がします。
助言ありがとうございます。
そうですね、データは消えちゃう可能性があるのですね。
そして紙は失くしてしまう危険も・・・
なんにしろメモは必須なのですね。
突然の救急搬送なんてことになったら、気が動転してどこまでできるか分かりませんが、やり方を考えてみようと思います。