親戚のおばさんから荷物が届いた。
旬のタケノコ。
冷凍のアマゴ。
そして別便で・・・オヤジのパンツ。
高齢になり、初めて紙パンツを使うとき、人はどうやって羞恥心を乗り越えるのだろうか。
女性の場合は生理用品に似た吸水パッドを使ったりしてるけど。
男性のほうが羞恥の壁は分厚い気がする。
うちのオヤジは毎日失禁するようになってもなかなか紙パンツを使ってくれなかった。
吸水パンツではとてもじゃないが間に合わず、尿パッドは使いこなせない。
なんとか紙パンツを使ってほしいのに、どうしても
「イヤだ」
の一点張り。
ズボンどころか廊下まで毎日ボトボトにしていたものだ。
しばらくしてオヤジは狭心症の手術を受けた。
入院は3日ほどだったが、そのとき親戚のおばさんが相談に乗ってくれた。
「しゃあないやっちゃな、ほんまにー」
おばさんは溜め息をついて
「よしゃ、私がパンツ全部持って帰ったことにしょう。病院に置いてあるやつも私がぜんぶ持って帰る。退院するとき履くもんが何もなかったら、しょうがないから紙パンツでも履くやろ。まさかノーパンで帰ることはない思うで」
と言ってくれた。
「ええか、何か言われたら『おばさんが全部持って帰った』っていうんやで!」
私はそのとおりにした。
「普通のパンツは1枚残らずおばさんが持って帰った」
と言うと、オヤジはしょんぼりと紙パンツを履いた。
それがオヤジの初体験だった。
で、そのときのパンツが2年ぶりに返却されてきたのである。
「これ返しとくわー」
という言葉とともに。
正直いらない。
捨てよう。
今では『リリーフ パンツタイプ 安心のうす型』が毎月ダンボールで送られてくる。
コメント
とっても頼もしくて素敵なおばさまですね‼️そんな方が、相談相手になってくださるのは救いですね。良かった!
サンジの元気な様子の記事も、今、拝見したのですが、嬉しい😆サンジ可愛い、大好き❤️イタズラしてもいいから(よくない?笑)たくさん遊んで食べて元気に過ごしてね!
関西は、よりいっそうコロナで大変ですが、だださん達ご家族も十分ご自愛ください。
そうですね、相談できる人がいてくださるのは本当にありがたいです。
サンジはひたすら邪魔ばっかりしてくれます(笑)
可愛いんですけど!
元気で嬉しいんですけど!
でもキーボードの上に乗るのは邪魔すぎるのでやめてほしいです・・・。
コロナほんと怖いので買い物にも行きたくないくらいです。
ワクチンも怖いけど。。。