オヤジの呼吸が止まる夜

スポンサーリンク

昨日のホテル宿泊。
オヤジを一人にするのが心配で、1部屋に3人で泊まった。
それが間違いの元だった・・・

オヤジのイビキがうるさい!
しかも、止まる!
呼吸が止まる!
・・・無呼吸症候群である。
うとうとしかけたと思ったら、オヤジのイビキがぴたりと止まり、10秒…20秒…30秒…
「おいおい、息してないぞ!」
とオヤジを叩き起こす。
やっと寝たと思ったら、じきにまた息が止まる。
怖いしうるさいし、私が眠れない。
「枕を顔に押し付けちゃえ」
と母が物騒なことを言った。
横向きに寝てくれたらいいのに。

それだけじゃない。
どういうわけかオヤジは、ベッドがから自力で起き上がることができなかった。

ベッドがいつもより少し大きいからか?
それとも手すりがないからか?
どうやって起きたらいいか分からないのだ。

仰向けのまま、手足を天井に向けてバタバタともがいている。
まるでひっくり返ったカメムシみたい。
そのたびに私が起きていって助け起こさねばならなかった。

できたら私たちはオヤジと別室で寝たいし、オヤジ自身も「次は一人部屋にして!」って言ってるんだけど・・・危ないかも・・・。

それから、猫たち。家をあけていたのは半日ちょいのことだし、ごはんを多めに置いていった。そしてご飯皿の近くに見守りカメラを設置しておくと・・・

サンジが私のひざ掛けをフミフミしているのが見えた。
母の布団でシシィが眠っているのも見えた。
それを見て
「早く帰ろう!」
と母が言った。
「あの子たち待ってるよ。寂しがってるよ。早く帰ろう!」
それで予定よりも早く帰った。