ほめてもらった!

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夏に始めた「さわやか今昔ものがたり」の企画はまだまだ続いている。利用者さんの子供の頃の話や戦争中の話を聞き取り、文章化して残していこうという取り組みだ。
関西人だからオモロイ話も多いのだけど、
「やっぱり書かんといて」
と言われる方も多い。プライベートなことだから知らない人に聞かせるものじゃないということだ。

一方で
「書いてもいいけど、本当のことは伝わらない」
と仰った方もいた。
「どんなに頑張って書いたところで、あの時代を体験していない人たちに、戦争の本当のところは伝わらないと思います」
そう言われて、正直ちょっとショックだった。
そして反省した。
何も知らない私がお話を聞き取って「後世に伝えたい」だなんて思い上がっていたのだと。

そのあとしばらくは動画を見たり本を読んだり当時のことを私なりにいろいろ勉強した。
それからもう一度、利用者さんにお願いにあがった。聞き手としての私の覚悟が足りなかったこと、勉強不足であったことをお詫びし、そのうえで、どうしても書いておきたいお話なので、もう一度お聞かせいただけないかと頼んだ。利用者さんは許してくださった。

先週、書きあがったものをお渡しした。誤りがないか確認してもらうためだったのだけど、お気に召さなかったらどうしよう、と私はドキドキしていた。

そして今日。
お宅を訪問すると、利用者さんは原稿を持って待ち構えていて
「あんたすごいな!」
満面の笑み。
お渡しした原稿には、訂正を入れただけでなく気に入った箇所を大きな赤丸で囲ってあった。
「戦争を体験したことのない人には分からんやろうと思いながら話してたけど、ようここまで書いてくれた!」
よかった、合格だ!
すごくすごく嬉しかった。
書いたものを喜んでもらえるのって、本当に嬉しい。(この方のお話は来月にアップする予定です)

利用者さんはめちゃくちゃほめてくれた後でこう言った。
「あんた作家になれるんと違う?」
・・・えっと、一応、作家を名乗っています。1冊しか本出してませんが。
急にものすごい恥ずかしくなった。

本日の猫写真。

数値はよくなってきたサンジ君

「猫が寝込んだので通院いってきます」
と職場で話したら
「親きょうだいじゃ飽きたらなくて、ついに猫の介護までするようになったか」
と言われました。
・・・猫が一番かわいいもーん。

コメント

  1. 高齢の方のお話は
    その子が高齢になった時も
    とても貴重なものになるのではと思いました

    よっちゃんと同じ通りに住んでいた祖母は
    再晩年、家族を忘れても
    よっちゃんの写真や宝塚の音楽をトリガーに
    意識を回復し父の顔に気づくことが往々でした

    これから父が年を重ねた時
    祖母の懐かしい話が
    今度は父の力になってくれるのではないかと思っています

    これはできなかったのですが
    そういう意味で祖母の声も残しておきたかったです

    貴重なお仕事お疲れさまです

    • こんにちは。
      よっちゃん・・・って、よっちゃん先生ですか!
      春日野八千代先生!?
      すごいですね。
      宝塚の話がトリガーになるなんて、いいですね。

      本やテレビで取り上げられるような歴史的な話は残っていくんですけど、その時代を生きた一人ひとりの物語は儚く消えてしまいます。
      ひとつでも残しておけたらと思います。

  2. ちょっと迷ったけど、書きます。
    だださんの文章、私も上手だと思います。

    文章にリズム感がある、
    語尾が“ですます”調じゃないのに冷たさを感じない、
    簡潔な描写だけど、情景が目に浮かぶ。
    そして何より、読んで感動する。

    最近数か月かけて、有名な明治の文豪の作品をほぼ全部読んでみました。
    確かに文章はうまいと思ったけど、全く感動しませんでした。
    情景描写も、ものすごく詳しいのに、絵が現れません。

    ということをお伝えしたくてコメントさせていただきました。
    これからも楽しく読ませていただきます。

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