母とドラマを見た。ディーン・フジオカと岩田剛典の『シャーロック』。
今回の鍵を握る人物は高齢者だった。認知症と思しきおじいさん。デイサービスに通っている。おじいさんに会うため、主人公はデイサービスを訪れた。ディーン・フジオカが・・・デイサービスに。
「ねえ、どうする? もし、おかあさんの通うデイにディーン・フジオカが来たら」
「そりゃあ、えらいことになるねえ」
ドラマの中でも女性の利用者がディーン・フジオカに熱狂していた。現実にこんなことがあったら利用者も職員も全員そろって熱狂するはずだ。
訪問の看護師さんにこの話をしたら、ケラケラ笑ってこんなことを言った。
「ディーン・フジオカがデイサービスに来たら、入浴介助が捗るんじゃないですか? あんなイケメンに『お風呂に入りましょう』って誘われたら、拒否する人いないでしょ。『はいはい、一緒に入りましょう!』って全員言うわ」
・・・ああ、それいいなあ。入浴拒否の解決用に、介護施設にはイケメンを常駐させるべきだよ!
すると母が真顔で言った。
「でもねえ、いないのよ、なかなか、美男美女の介護士さんって」
黙れ。
母は続ける。
「最近ね、若い男性職員が増えたのよ。それはとってもいいことなんだけど、嬉しいんだけど、やっぱり若い男性にトイレ介助してもらうのは恥ずかしいなあ…」
イケメンが嬉しい時もあるし、嬉しくない時もある。
いくつになっても。
どんなになっても。
女性だからね。
いつか介護ロボットが進化して、お風呂とトイレは人間の手を借りないで済むようになればいいのになあと思う。
・・・ああ、ドラマのディーン・フジオカは介護士の役ではありません、念のため。
本日の猫写真。
・・・と、思ったけどスマホがどっかいった(たぶんサンジのお腹の下にある)ので、PCに入ってる中から一枚。
・・・あ、犬やったわ。