利用者さんとテレビを

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訪問先で利用者さんと一緒にテレビを見るのが好きだ。高校野球の応援をすることもあるし、ニュースを解説してさしあげることもある。NHKのテレビ体操をお手伝いすることもあるし、番組といっしょに歌うこともある。

「仕事中でしょ!」と叱られるかもしれないけど、これも立派な仕事。ひとり暮らしの利用者さんと会話をすることはヘルパーの大事な役目であり、利用者さんの興味に合わせておしゃべりをすればとても素敵な表情がみられるのだ。

とくに盛り上がるのがドラマ好きのMさんだ。15年くらい前のDVDをたくさん持っていらして、毎日見ておられる。それを掃除機かけながらチラ見して、
「この頃のキムタクは無敵でしたよね!」
とか
「『相棒』はどなたのが一番お好きですか?」
とか
「鬼塚かっこいいいい!」
とか勝手に楽しんでるうちに、「しんどい、しんどい」しか言わなかったMさんがニッコニコ笑いながら
「あんたとはドラマの話ができるから嬉しいわー」
と言ってくださるようになった。

先週、Mさんは新しいDVDを手に入れた。といってもやっぱり古いドラマで『冬のソナタ』。私もMさんも初見なのでわくわくしながら見ていた。もちろん、私は掃除機をかけたり皿洗いしながら、なんだけど。

私は韓流ドラマっていうと時代劇しか見たことがなかったので。
知らなかった。
大発見だった。
韓国ドラマがこんなにおもしろいなんて!
こんなに・・・つっこみどころ満載だったなんて!

中でもMさんにウケていたのは、ヒロインに好きな人ができちゃったせいで婚約解消をする場面。
ヒロイン『私たち、昔のように仲のいい友達に戻りましょう』
 Mさん 「戻れるかー!」
ヒロイン『どちらか1人なんて選べないわ』
 Mさん「魔性の女かー!」

87才のキレッキレのツッコミに私は大笑いしながら掃除機をかけていた。
すごく楽しい1時間だった。Mさん元気になったなあ。病気、治っちゃうといいな。

シシィと鬼ごっこして逃げられたサンジくん

前に母が言っていた。
「ひとりでテレビ見てもつまんないのよ。誰か一緒におしゃべりしながら見るほうが絶対に楽しいの」
ちょっとでも楽しんでもらえますように。ちょっとでも笑っていただけますように。

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