担当者会議が「めんどくさい」

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正月明けのサービス始め。
利用者さんに会うたび
「あけましておめでとうございます」
を繰り返す。
気をつけなければいけないのは、
「お正月はいかがでしたか。楽しかったですか?」
とか訊いちゃいけないこと。
「息子も孫も誰も来てくれんかった。一人ぼっちで静かなもんや」
なんて言われたら返事に困る。

そんな中、一人の利用者さんが
「今度な、うちに人が集まるらしいねん」
と言った。
「あっちこっちから集まって、おしゃべりしに来るねんて」
それは楽しそうですね!
パーティですか?
「ううん、違うと思う。ケアマネさんとかデイサービスの人とか」
・・・それは担当者会議ですね。

担当者会議とは、介護保険サービスの関係者があつまって、利用者さんのケアプランについてあーだこーだ話し合うものだ。

「めんどくさいねん」
利用者さんは文句たらたらである。
「『やめてくれ』言うてんねんけど、ケアマネが『決まりですので』って、きかへんねん」

利用者さんにしてみれば、何人も家に来るというだけで嫌なのだろう。ごちゃごちゃと話されたらうるさいし、気をつかうし、疲れるのだ。その気持はよくわかる。私だって母の担当者会議のたびに「めんどくさいな」と思うから。もしかしたら、担当者会議に出席するデイサービスの人も訪看さんも、それにケアマネさんだって「めんどくさいな」と思っているのかも。

「ケアマネさんとか看護師さん達だけで集まってやればいいのに」
・・・でもほら、●●さんもご要望とかご意見を伝えるいい機会ですよ!
「いやあ、そんな集まってる前でほんとのこと言えへんで。一人一人個別になら伝えられるけど。それにあの人たちだってワシがおらん方が言いたいこと言えるやろうに」
・・・まあまあ、お上が決めたことですから、と私はなだめた。
なかなか難しいものだ。よっぽどの事情があれば本人不在でも行われるらしいけど「めんどくさい」だけじゃダメだろうなあ。

あ、いや、でも必要なものだからね? 担当者会議は今後のサービスについて話し合う大事なものだからね?

本日の猫写真。

ライバルの龍ちゃんがなにか食べてる! 興味津々のシシィさんです。