うちのデイサービスで働くミー先輩(猫)。利用者さんたちに「いらっしゃい」「またきてね」と挨拶するのが主な仕事です。
でも…
時には…
邪魔すぎて。
通路をふさいでしまうことも。
先輩!
そこは通り道だからダメです!
利用者さんが転倒しちゃいます!
などと説得しても頑として動かない。
だって猫だから。
「あたしはここが好きなのニャー!」
却下です。
有無をいわさず抱き上げ、端っこへどいてもらった。
だが、元野良のミー先輩は、抱っこには慣れていないらしい。
かなりびっくりして、というか気を悪くしておられた。
「あんた下っ端のくせに、なによ!」
と荒ぶっておられた。
そして、私の後から通りかかったY先輩(人間)が
「ミーさんにやられた!」
見事に手をひっかかれていた。とばっちり…。
さて本題。
本日のレクリエーションは「盆踊り」。
なのに私たちスタッフがぜんぜん踊り方を知らない。
代わりに
「もう何十年も、毎年踊ってたからね!」
と、振りを教えてくださったのは、もちろん利用者さんだ。
教わりながら全員で炭坑節を踊った。楽しかった。
盆踊りで何を踊るかは地方によって違う。炭坑節とか。東京音頭とか。河内音頭とか。ソーラン節とか。
私が生まれ育った兵庫県伊丹市には、炭坑節よりも親しまれている盆踊りがある。というか私はそれしか覚えていない。
その踊りは
『ビューティフル・サンデー』
である。
♪ すば・すば・すば すばらしい サ~ンデ~
この曲にあわせて踊るのである。
小さい頃からずっと踊ってたので、この曲が盆踊りの代表だと信じて疑わなかった。
それが一般的でないと気づいたのは、ごく最近のこと。
みのもんたの『秘密のケンミンSHOW』を見ていたら
「『ビューティフル・サンデー』で盆踊りをする地方がある!」
と言うもんだから衝撃を受けた。それが普通だと思っていたのに。
「他の地方ではビューティフル・サンデーを踊らないのか!」
この話をしたらけっこう笑われるのだが、
「盂蘭盆会(お盆)は、目連という僧侶が地獄へ落ちた母親を助けたことに始まる。盆踊りは、母親といっしょに助けられた人たちが嬉しさのあまり踊ったことに由来する」
という説があった。
つまり盆踊りとは
「地獄から脱出したぞばんざーい!」
っていう踊りなのだ。
だったらビューティフル・サンデーがぴったりじゃない?
コメント
私が子供の頃は「オバQ音頭」でした(年齢がバレますが……)
アニメ系はインパクトありますよね。
そういえば「アラレちゃん音頭」もありました…ファンキーだった…。
小学生当時、神奈川県民でしたが
「ビューティフル・サンデー」は定番でしたよ。
あとは炭坑節、ドラえもん音頭。
東京音頭も定番でしたが
子供心に「ここ、東京じゃないけど・・」
とちょっと思ってました。
何よりだださんの
♪ すば・すば・すば すばらしい サ~ンデ~
に笑ってしまったではないですか。
田中星児さんおよびその歌声が
チョコボール&おもちゃの缶詰とともに鮮やかに蘇りました。
えええ!神奈川でもビューティフル・サンデー踊るのですか!
それは知りませんでした~。
ケンミンショーではそんなこといってませんでした。
今年は東京でボン・ジョヴィを盆踊りにしたって話題になってましたよね。
楽しい音楽ならなんでもアリでいいでよすね。
チョコボールのCM?
「クエックエッ♪」ってやつしか記憶にないんですがあれですか?
当たらないんですよね金のエンゼル…
はい、神奈川でも「ビューティフル・サンデー」使っていましたよ~。
太鼓の♪どどん が どん♪に合わせやすい所が便利(?)だったんでしょうか。
すごくノドカですよね(笑)。
田中星児さんはチョコボールのCMに長いこと出ていた記憶があるのですが
もしかしたら、ここも東西で違うのでしょうかね。
たしかに、のどかですよねー(笑)
盆踊りのおかげであの曲は邦楽だとずっと思ってたんですよ…。
チョコボールのCMは東西で違うのでしょうか。
とんねるず?しか覚えてません。わりと最近ですよね。
子供の頃はあまりテレビを見せてもらえない家庭だったので、そのせいかもしれませんが。