猫に服を着せるという罰ゲーム

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先日、母がデイサービスで工作を持ち帰ってきた。
「私が作ったのよ!」

かわいい雛飾りだ。
お雛様(反対の面はお内裏様)と、梅の花と、折り紙の鶴。
手作りの飾りが1本のひもでつながっている。
・・・ひもで。
ぶらさがって。

「わーい! ひもだー!」

歓声をあげて飛びかかってきたのはシシィである。猫にとってひもは、オモチャ以外の何者でもない。瞳をキラキラさせて

「おかあさんが、あたしにお土産を持ってきた!」

くらいに思っている。もちろん、母は怒る。

「こら!そんなことしたらダメじゃないの、頑張って作ったんだから」

だがシシィはそれで止まるような猫ではない。このままではせっかくの作品がぐちゃぐちゃにされる、というか跡形もなく粉砕されてしまうので、私はシシィの動きを止めるべく奥の手をつかった。帽子をかぶせたのだ。

これは寝ぼけてるときに被せた写真だな

帽子とか服とか、衣装を着るのが好きな猫ももちろんいるが、うちの子は2匹ともあんまり好きじゃないみたい。サンジは可哀想なのでやらないが、シシィに対しては拘束服みたいな効果もあるので、悪さをしたときの罰ゲームとして着せることも多い。

今回も帽子をかぶせると
「なによこれ! 耳の邪魔なんだけど! なんとかしてよ!」
ともがいていた。その隙に私は雛飾りを安全なところに隠すことができた。

そのあとすぐに帽子を脱がせてもよかったのだが、母と私で
「似合うよ、その帽子かわいい!」
「すっごくかわいい!」
とほめまくると、「かわいい」という言葉に反応して、ちょっとお澄まししてみせたシシィだった…。もうちょっと着てくれたらいいんだけどなあ。

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