表の顔・裏の顔

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人にはいろんな顔があり、誰にでも「裏の顔」がある。
若い頃はなんだかそれが悪いことみたいに、汚れているみたいに感じていた。
でもそうじゃなかった。
ただその人の中にあるいろいろな顔が表に出てくるだけだった。

いろいろな顔があることは、年をとっても同じ。
多くの家族さんが
「デイサービスでは別人!」
と言われる。

デイでは穏やかで賢いと思われている人が、家に帰ればワガママで傍若無人だったり、
いつもニコニコ笑っている天使みたいな人が、家族の前では陰気でニコリともしなかったり、
礼儀正しく清楚なイメージの人が、家では素っ裸で大暴れしていたり・・・。

家族さんと話しているとあまりにもギャップが大きくて
「え、それ誰の話?」
とお互いに驚いたりする。

たぶん、それは普通のこと。
人前であると意識して緊張しているから。
「うちのおばあちゃん、ええカッコシイで」
と家族さんは言うけれど、誰だって人様の前へではええカッコがしたいもの。
社会性がある、っていうことじゃなかな。

うちのオヤジだってそうだ。
家族には「あ」とか「う」くらいしかしゃべらないくせに、デイへ行くとベラベラしゃべるんだと聞いている。
誰かに会い、声をだして話すことは心身にとってとても大事だから、オヤジにとって「表の顔」でいる時間は有意義なのだと思う。
大人なら二面性があって当然だし、必要なことなのだ。

あー・・・・母はデイでもぜんぜん変わらないみたいですが。

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