「小説を読みたいんだけど、これまであまり読んでこなかったから、何を読めばいいかわからない。図書館に行っても、いっぱいありすぎて、どれを借りればいいか・・・どうやって本を選ぶの?」
と相談された。返事に困った。私もわかんないからだ。
図書館には夥しい数の本が並んでいる。「経済」とか「料理」とか実用書のジャンル分けはあるけれど、「小説」となるとぜんぶ一緒くただ。著者順に並んでいるだけだから、それがどういう小説なのか、恋愛小説なのかサスペンスなのか冒険物語なのかホラーなのか、さっぱり分からない。
タイトルなんか嘘ばっかりだ。このあいだ母が
「猫の本みつけた!」
といって『猫の◎◎』という本を借りてきたが、
「猫なんかぜんぜん関係ないオッサンの話だった」
と嘆いていた。だからといって表紙を見れば、近頃はアニメみたいな絵も多くてこれは若者限定の本なのかと戸惑ってしまう。
文庫本や児童書なら裏表紙やカバーに「これはこういう本ですよ」と紹介文が載っていることも多いけれど、一般的なハードカバーにはそういうサービスが少ないから、ほんとうに目安がないのだ。
で、私の本の選び方はというと…
1)アタリをつけてから借りにいく
あらかじめネットでおもしろそうな本を探しておく。「ジャンル名」+「おもしろい本」みたいに検索して、口コミのいい本から図書館で探す。貸し出し中なら予約する。新しい本はだいたい順番待ちで、今日予約した恩田陸の『蜜蜂と遠雷』は180人待ち! まあ、生きてるあいだには回って来るだろう、たぶん…。
2)図書館のフェア・司書さんオススメの本
入り口ちかくの目立つ所で季節ごとにオススメの本などが展示されているから参考にする。
3)返却棚の本
「今返ってきたばかりですよ」のコーナー。人が読んでる本ってだいたいおもしろそうに見えるから不思議だ。
4)聞いたことのあるタイトル・作家の本
本棚をざーっと眺めていると
「あ、これ映画になったやつ!」
と発見することが多々ある。ドラマの原作とか賞をとった作家とか、芸能人が書いた小説もある。
5)人に聞きまくる
常日頃からオススメの小説教えてください!っていろんな人に聞きまくる。迷惑。
みなさんは、どんな基準で読む本を選びますか?
本日の猫写真。
(爪を切られてちょっとスネてるサンジ君と横目で見つめるシシィさん)
コメント
もし未読でしたら、
女王の騎手と呼ばれたディック・フランシスの競馬ものアクション・
ミステリ・シリーズ。
競馬の話は必ず絡みますが、ストーリーはそんな単純なものではなく、
ヒーローは作品(10作超)ごとに変わります(1人例外があり
ますが)。
もしお気に召したら、次は次はとなっちゃいますので、本日はここ
までの簡単な紹介にさせて頂きます。
お母さまには、ドクター・ヘリオットの「猫物語」を勧めてみて
ください。
私としては100%お気に召すと思うのですが、さて、いかが
なりや。
シシイちゃんは、サンちゃんのご機嫌を察するようになった
のかしら?
横目で様子を窺うなんて、あの破天荒な時代はどこへ?(笑)
おお、ありがとうございます!
女王の騎手、聞いたことがあります。おもしろそうですね!ぜひ「こんど読むリスト」に加えます!
ドクター・ヘリオットの「猫物語」はうちの図書館には置いてなかったです…残念!