映画DAY

今日は映画をみにいった。『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』。
母がだいぶ前から
「あれ見よう、子供たちのやつ！」
とうるさかったのだ。映画ってお金がかかるから、遊ぶ予定が何もないときの最終手段としてとっておいたので遅くなった。

映画館まで車で5分。車椅子テーブルを持っていき、ポップコーンとコーヒーとボックスティッシュをセットして見る。私は車椅子席の真後ろを指定して、ときどき母の姿勢をなおしに行く。映画のあとはフードコートでご飯を食べて、お買い物をして帰る。毎回4～5時間のお出かけだ。ときどき
「つかれたー」
「横になりたい」
「お尻イタイ…」
とか言い出すけれども、我が家はスパルタなのでだいたい「我慢しい！」で放置。だって、「しんどいなら、もう帰る？」と尋ねたところで、母は絶対に
「まだ帰らない！」
って言うにきまっているのだから。ちょっとくらいしんどくても、楽しいほうが大事だから。

こまめに座り直しをしたり、トイレに行ったり、リクライニングの角度を変えたり、クッションを入れ替えたりして機嫌をとる。お出かけは楽しいから
「本屋さん見にいこう」
「次はニトリだ！」
「冬物バーゲンやってるよ！」
とか言ってるうちにだいたい忘れる。女性にとってお買い物は、魔法みたいな効果があるのかもしれない。

あ、そうそう、映画はすっごく楽しかったです！ 認知症のおじいちゃんが話していたことは妄想じゃなくて真実だったというくだりが印象的でした。母も昔はよく妄想（押し入れに何か住んでるとか、私がもう一人いるとか）言ってたけど、たまに本当のことも混じってたりするのかな。

（私を見下ろすシシィ陛下のおみ足）

本日2月22日は猫の日だそうです。べつにそんなもの制定されなくても我が家は毎日猫のほうが優勢な気がします。