お菓子の家を作ろう…オロフの家

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「お菓子の家をつくろう。」
おとぎ話にでてくるような、ヘンゼルとグレーテルにでてきそうなお菓子の家を。
・・・これは我が家の、というか私と姪っ子たちの毎年の行事だ。

私はとてつもなく不器用だから毎年苦労するんだけど、今年は妹が製菓用の糊を買ってきてくれた。めちゃくちゃ便利だった!

姪っ子たちが幼い頃はほとんど私が作ってたんだけど、今はもう違う。私がやったのは型紙づくりと計量とオーブン操作くらい。あとは全部、姪っ子たちが頑張って作ってくれた。

生地をこねて冷やす。
型紙どおりに生地を切り抜く。
焼いて冷まして、組み立ててくっつける。

素焼きの状態

楽しいのは、ここからだ。

「好きな飾りを買っておいで!」

お金を渡すと子供たちはダイソーへ走っていって、チョコペンやチョコスプレーやキラキラしたやつやアポロやマーブルチョコを買ってきた。

飾りつけは、姉妹で仲良く半分ずつやっていた。幼稚園児の弟が背後から襲ってくるのを母親が必死で阻止していた。

真剣な姉妹

私は余ったクッキーで雪だるまを作ろうと考えた。
「雪だるま作ろう~♪」
オラフの歌を歌いながら。
でも、できあがったら、なんか違った。

鳥みたいになった

「オラフというより『オロフ』って感じだねえ」
と妹が言ったので。
今回のお菓子の家は
『オロフの家』
と命名されました。

オロフって何やねん

かわいいでしょう?
ネットで見かけるような洗練されたのじゃなくていいの。
子供の夢いっぱいのお菓子の家なんだから。
食べておいしい飾りがめいっぱいくっついてるんだから。
虹色のマーブルチョコが光り輝いてるんだから!

「じゃ、食べよっか」

じっくり飾ったりしない。
目で味わってるヒマなんかない。
だって食べるために作ったんだから!
作りながらも食べたくて食べたくてウズウズしてたんだから!

記念写真を撮って「きれいねー」って言ったらもう終わり。
完成して5分でバラバラにしてコーヒー淹れて食べました。
私は責任をもってオロフを頭からパクリといきました。
おいしかったー。

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