私がバイオリンを弾くと猫が逃げる!

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先日の記事にも書いたとおり、私と母の2人バイオリンは来年にむけて弦楽セレナーデの練習を始めた(11/19この曲を弾きたい!)。

チャイコフスキーの弦楽セレナーデは、これまで2人バイオリンで弾いてきた曲とぜんぜん違う。指が届かないくらいの高音があるしスピードもある。あまり初心者向きの曲とはいえない。「これは大変そうだ」と、例年より早めに練習を始めたのだった。

先週の日曜日、オケの子供たちとの合同練習があった。私もそれなりに自主練習していたから、なんとかなるかなあと思っていたのだけど・・・酷いことになった。全然ついていけないのだ。子供たちはスラスラ弾いているのに私だけが弾けてない! 今どこを弾いているのか分からなくなって
「あっ、えっ、ちょっと待ってー!」
と一人でテンパってた。母がすかさず「ここだよ!」って教えてくれるんだけど、だいたい間違ってる。途中で入ることもできないまま1頁が過ぎてしまう。ほんとに酷いもんだった。母がちゃんと楽譜を読めているだけに、申し訳ないし恥ずかしかった。

次の合同練習までにもうちょっとマシにならなくちゃいけない。私は練習を増やすことにした。といってもまとまった時間はとれないから、朝の出勤前や昼休みなどの隙間にちょこちょことバイオリンを持って一人で弾いていた。

ところがだ。
全然、ダメなんだ。
難しくて音程がとれない。
どれくらいダメかっていうと、そばで聞いていた猫たちが
「にゃんにゃん、にゃー!(気持ち悪いからその音やめてー!)」
と悲鳴をあげて訴えるくらいだ。
それでも無視して弾き続けたら、シシィは
「うみょ~!」
と変な声をだして部屋から退散していった。
次の日には、私がバイオリンを持っただけで
「また弾くんかー!」
2匹そろって逃げ出したくらいだ。
・・・どんだけ気持ちわるい音なん!?
超音波攻撃みたいな感じ?
録音して「猫よけグッズ」として売れそうな感じ?
さすがにちょっと失礼じゃない?

…まあ、自分でも吐きそうなくらい下手くそなんだけどな。

バイオリンを弾いてない時は私にべったりのシシィさん。腕の上にのっかるからパソコンしにくい…作業が進まないよ…

自分一人なら弾けても、2人バイオリンだとうまくいかない、という部分もある。2人バイオリンで高音を弾くのは至難の業なのだ。

それでも練習を重ね、工夫をすれば、なんとかなると信じている。4楽章あるうちの2楽章くらい弾けるようになればいいなと考えている。(全曲は長すぎて母の体力がもたないから。)

たまに勘違いされるんだけど、2人バイオリンは「介護」じゃない。母のリハビリのために始めたけど、母のためにやってるんじゃない。私たち共通の「趣味」だ。

難しいことに挑戦するのは楽しい。他の人がやっていないことなら、なおさらだ。8ヶ月後にはきっと、上手に弾けるようなってみせる!たぶん!

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