次に書くもの

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昔から文章を書くことが好きだった。生まれて初めて文章を書いたのは4才、幼稚園の夏休みだった。読む本がなくてイライラしていたら、母に
「じゃあ自分で書いたら?」
と言われ、
「えっ、文章って自分で書けるものなの!」
とびっくりした。
大発見だと思った。
読むものがなければ書けばいい!
それで書いたのが『てんごくにいったルル』というタイトルの絵本。死んでしまった犬をしのぶ話だった。
文章はともかく絵がひどかった。

以来、好きほうだいに書いてきた。
小学生のときはメルヘンチックな「お話」を書いて
中学にあがると中2病ばりばりのポエムを書いてこっぱずかしい黒歴史をつくった。

ネットを始めてからは寝る間も惜しんで宝塚の観劇レポートを書いた。
あれは本当に楽しかった。

旅にハマると旅行記を書いた。
自費出版もしてみたけれど、世界はあまりにもネタだらけで、すべてを書ききることはできなかった。

介護を始めると介護の話を書いた。
初めてつくった電子書籍は『きょうだい介護おやこ介護』。
これは妹に苦労していた頃なので妹の話だ。

母の介護がメインになると、母との話を本にした。
斎藤茂太賞をいただくことになった『おでかけは最高のリハビリ!要介護5の母とウィーンを旅する』だ。

・・・さあ、次は。
次は何は書こう?
最近ずっとそんなことを考えいてる。
基本的に私は日記魔なので、この日記ブログから生まれてくるものがすべてだ。
私の生活の中からでてくるものがすべてだ。
想像力が乏しいので見たこともないものは書けない。

今、私が見つめてているもの。
それは人だ。
私の倍の年月を生きてきた高齢の人たちだ。
生きるとは、老いるとは、死ぬこととは、どういうことか。
仕事を通して毎日勉強させてもらっている。

介護にはマニュアルがない。
利用者さんはそれぞれに必要とするケアが違うからだ。
そして人生で大事なことは何か、一人ひとり違うからだ。
そんな利用者さんたちが教えてくださったことを少しでも残しておけたらと思って、試しに先日の記事で『猫と暮らしたおばあちゃんの話』を書いた。
私が次に「書きたいもの」はきっとこういうふうなことだと思う・・・今までとだいぶテイストが違うけれど。
ちょっとずつでも形にしていけたらと思う。

コメント

  1. 何年振りかのお久し振りです。

    待ってます新しい文章を。
    新しい生活暮らしを。
    私も、だださんのブログは「地球の迷子」の頃からのファンです。

    お母さんのお元気なご様子に
    お喜び申し上げます。

    • おお、お懐かしい!
      お元気でいらっしゃいましたか?
      私も母もおかげさまで元気です。
      まだまだ旅行記、書き足りないですよ!
      キャンピングカーでお出かけにも憧れています。
      生きてるうちに手に入れてみたいです・・・。

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