秋が深まり、肌寒い今日このごろ。
猫たちは温かい場所を取り合うのに忙しい。
とくに取り合う対象となるのが、私の膝の上である。
「だだの膝はあたしのなの!」
「返せよ、ぼくの場所だー!」
果敢にむかっていくサンジ君。
僕のほうが年上なんだから!
負けないんだぞ!
と(弱いくせに)襲いかかっていく。
が、やられる。
睨みをきかせようとする。
が、やられる。
何度でも挑んでみる。
が、何度でもやられる。
しばし考える。
そして、あきらめる。
ごめんね、サンジ。
寒いのが悪いんだよね。
明日にはホットカーペット出すから。