このあいだオヤジが
「コロナが終わったら温泉に行きたい」
というので家族風呂とリフトのある温泉を見つけた。
ワクチンを打ったら泊まりにいこう!
でもオヤジは
「家族風呂・・・?」
と首をひねる。
もしかして大浴場に入りたいの?
「うん!」
でもお父さん一人じゃ危ないよね。
「大丈夫!アカンと思ったらやめるから」
いや、アカンと思った時点でたぶん転んでるよ?
もしくは更衣室で失禁してるよ?
ものすごく迷惑だよ・・・。
「そんなことはない!」
オヤジは普段は素直だが、こうと決めたらテコでも動かない頑固な男である。しかもそれは
「死ぬまでタバコを吸いつづける!」
とか、
「ギャンブラーとして生きていく!」
とか、常にろくでもない決意なのである。
もし今温泉に行ったら、周囲がどんなに危険を説いても脅してもぜんぜん聞き入れずに一人で入ってしまい、転ぶだろう。
「じゃあ大浴場にひとりで入れるようにリハビリしよう!」
と提案すると
「それは嫌!」
にべもなく一蹴する。
「頑張りたくない」
そういえばオヤジは「1ミリも努力したくない人」なのだった。
わりとアホだと私は思う。
オヤジがいたら危なくて温泉には行けない。
ビジネスホテルにしか泊まれない。
そう話すと、母は嬉しそうにこう言った。
「じゃあねえ、お父さん置いて、2人で行こう♪」
そうしたい・・・。
本日の猫写真。
サンジはオヤジが大好きです。
コメント
私の母も後遺症の為医者に止められたにもかかわらず、自転車に時々乗っていたようです。「急いでる時だけだから」だそうです。急いでる時こそ余計に乗っちゃだめでしょー!とツッコミたくなりました。本来自転車は処分してしまえば良いのですが私の意思で捨てたら、本人納得しないと思ってそのままでした。最近、大きな怪我をして入院中ですが、これを機に「その身体で転倒したら、本当に大変なことになるから、自転車含め動線を妨げる不用品は処分しよう」と言って聞かせました。
介護の仕事で、こういうお客さん困るなーというのがうちの親です(^^;
ああ、怖いですねー自転車は。
「急いでる時だけだから」って一番危ないやつ(笑)。
でも頑張って説得してくださるご家族がいらっしゃるからまだ助かります。
これが車だったら。。。介護職には運転を止める力はありません。
強引にできるのはご家族さんだけなので。
お母様のお怪我、大丈夫ですか?
早く良くなられますように。