介護家族のコロナワクチン接種

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高齢者のワクチン接種はかなり進んできた。
うちの親も7月半ばには2回目が終わる。
要介護の方の接種はなかなか大変で、まず「誰が予約するか」という問題に始まり「どこの会場なら行けそうか」「誰がどうやって連れていくか」「副反応がでたとき誰がどう対処するか」など考えておかなくちゃいけない。
一人暮らしの方の場合は接種券を失くすし、認知症の方はスケジュールを忘れるし、まあいろんなことが起こるのである。

高齢者が終わると次は「介護者のワクチン接種」という問題が生じる。
施設と違って在宅介護は代わりがいない。
主介護者が副反応で動けなくなると大変なのだ。

さて私はそこそこのアレルギー持ちである。
喘息とアトピーがあって、アレルギー強さである非特異的IgE値は8千オーバー(普通の人は170以下)。
副反応もアナフィラキシーも超怖い。
わりとビクビクしているのである。

喘息の薬をもらいに行った際、医師にワクチンのことを相談してみた。
アレルギーの検査結果を見て
「うーーーーん!」
先生は唸った。
だいぶ唸った。
長いこと唸っていた。
明らかに悩んでいる。
それでも
「危ないかもしれんし、なんともいえんけど、コロナ罹るほうが怖いしな。アナフィラキシーが起きても大丈夫なように万全の体勢を整えてからやろう」
と言ってくれた。
「予約については、あとで連絡するねー」

連絡をもらったのは、夕方、よりにもよってスーパーで買い物をしているときだった。牛乳と豚肉と卵をカゴに入れて、次は海苔を買おうと考えていたら電話が鳴った。
「ワクチン、7月28日なら打てますけど、それでいいですか?」
予想より早いなと思ったが
「はい、よろしくお願いします!」
と答えて電話を切って、切ってから「あ」と思った。
「お母さんをどうしよう!」

どうもこうもない。
強い副反応がでたら介護なんかできない。
母にはショートステイに行ってもらう必要がある。絶対に

だがショートステイはいつも満員、予約は奪い合いである。
普段は2か月前には予約を入れている。
今からじゃ間に合わないかもしれない。

私は買い物カゴを腕にぶら下げたまま、すぐさまケアマネさんに電話をかけた。
「来月のショートステイをとってください!2泊で!」
「えええ、来月ですか?とれるかなあ・・・」
「どこでもいいんでとってください!」
10分後、レジで並んでいたら折返しの連絡があった。
「ショートステイが取れました、2回とも!」
やったー!
奇跡だー!
奇跡が起こったぞー!

これで母は大丈夫。
職場にも「もし倒れたらごめんなさい」って連絡を入れておいた。
2回目は休ませてもらおうと思う。
オヤジはまあ、冷凍食品とカップ麺をいっぱい買っておけば死なへんやろ。たぶん。

この体格差よ

猫の世話だけは熱が出てもやり遂げる所存です。
・・・あ、海苔、買い忘れた!

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