オヤジのサクランボ狩り

スポンサーリンク

我が家にはサクランボの木がある。
ちょうど母が倒れた年からよく生るようになった。
今年も鈴なりだ!
完熟まであともうちょっとというところ。

さくらんぼ

だがぼんやりしているとヒヨドリに食べつくされてしまう。
私はオヤジにミッションを与えた。
タバコ臭と加齢臭と四点杖をいかして鳥さんを追い払うのだ!
「よっしゃ!」
オヤジはいそいそと庭へ出むき・・・どうやって追い払えばいいか分からないのだろう。
サクランボを見上げてぼーっと立ち尽くしている。
案山子かよ。
ヒヨドリが首をかしげながらオヤジを見下ろしていた。

たとえ役に立たなくても、無気力なオヤジがやる気を見せたのは良い兆候である。
今日はいくらか熟していたので
「サクランボ狩りをしよう」
と誘ってみた。
オヤジは黙って首をすくめたが、なんと台所からザルを取ってきた。
ぼーっとしているように見えて、やる気満々なのだ!

私はオヤジをサクランボの木へと誘導した。
実をとるためには庭の奥まで入りこまないといけない。
うちの庭はごちゃごちゃと木や花が植わっていて、狭い上に地面が凸凹だ。
だから
「右手でムクゲの幹を持って。右足はそのレンガの上に。それから左足をこっち側に」
転ばないように1歩1歩、足場を指示する必要があった。

なんとかサクランボの木の下までくると、オヤジは黙ったまま、でもきっと心の中では喜々としてサクランボを摘んだ。

普段は何もしたがらないし「腕が痛い」といって高いところのモノはいっさい自分で取らないくせに・・・

サクランボ狩り

腕、上がってるやん!

サクランボの実はたくさんあるので、オヤジは「もっと、もっと」と摘みたがった。
だが無理をすると転んでしまいそうなので、ある程度でやめてもらった。

オヤジは今日もトイレの横に水たまりを作ったし、汚い足跡をつけて歩きまわって朝から大騒ぎだった。
できないことも、できることも、いろいろあるから、プラマイゼロの1日にしてあげられたらいいなと思う。

本日の収穫

今年のサクランボは少し味が薄いけど、みずみずしい。
ジャムにしたら母が喜ぶだろう。

本日の猫写真。
職場のデイサービスのミー先輩。

寝そう

「もうじき利用者さんがお帰りの時間だから」
と、スタンバってたんだけど。
挨拶するのが先輩の仕事なんだけど。
気がついたら寝落ちしちゃって、利用者さんにウニウニいじられてやっと起きました。

コメント

  1. こんなに立派なさくらんぼが、お家の庭で収穫出来るなんて‼️ビックリです(*^^*)
    お父さんは幸せ者ですね。だださんが本当に愛情溢れる優しい娘さんなので….私まで嬉しくなります。

    私は密かに、ミー先輩のファンでもあります。ザ・野良猫ちゃんって感じで、絵本とかに登場するような猫さん。可愛い❤️
    とにかく私は、猫に触れてないと(眺めてないと)病んでしまいそうなくらい、猫を欲してます(笑)
    なんかヤバいですね😅

    • 返信が遅くなってすみません!
      実はこのサクランボ、ちょっと瀕死なんですよ・・・
      もう30何年も経ってますし、お年ですかね。
      命の瀬戸際だからこその豊作なのかもしれません。
      オヤジは種取りもやってくれましたが、すぐに飽きました(笑)

      みー先輩はああ見えて野良じゃないんですよ~(ΦωΦ)
      地域猫?というのでしょうか、上司は「ウチの子」と言っておりますが別宅もある感じで。
      鳥さんとかもバサバサ狩るワイルドキャットです。
      ようやく少しだけ抱っこできるようになりました。
      猫は癒やしですね。
      嫌なことがあったときは猫の胸毛のモフモフ感を思い浮かべることにしましょう・・・

      • 返信は気になさらないでください。
        だださんが多忙極まりないこと、分かりますから!

        でも、まるで電話とかでお話ししてるみたいな気分にもなり、コメントのやり取りは楽しいですね(*^^*)

        みー先輩、地域猫さんなのですね。気ままで幸せだろうなぁ😃

        • ありがとうございます。ただの筆不精です・・・
          みー先輩は幸せすぎてよく太っておられます。