見守りカメラでもダメだった

突如、夜中におそってくる母の嘔吐。
いまいち原因が不明だし、夜だけ吐いて明け方にはケロっと治ってしまう。
用心してしばらく隣で寝てたんだけど、私の寝不足がすごくなって、
「ここのところ調子がいいから大丈夫だろう」
と先週うから自室に戻って眠るようにした。
「見守りカメラもあるし」
赤外線カメラで夜でも見えるし、動感センサーや音センサーがついている。
母に動きや物音があればスマホのアラームが鳴る仕組みだ。
猫がニャーンと鳴いてもアラームが教えてくれるほど。
だから離れていても大丈夫。
・・・って、思ってたのに！

今朝、
「おはよー」
と起こしにいったら、母はゲロまみれ！
ぎゃー！
「何回も呼んだし、カメラに向かって手を振ったんだけど、誰も来てくれなかった」
悲しそうに訴える母。
なんでセンサーが作動してないんだーーーー！

12時、12時半、1時半、2時半。私は何度も起きてカメラの映像で母の表情を確かめていた。
それでも分からなかった。
もしかしたら、２時半以降に吐いたのかもしれない。
センサーが反応しなかったのはネット回線のトラブルかも。

ごめんね。気づいてあげられなくて。
「いいよ、大丈夫」
・・・いやぜんぜん大丈夫じゃないよ。
謝りながら清拭・洗浄し、着替えさせ、汚れたパジャマやシーツを洗濯した。
それからデイに休みの連絡を入れ、私の仕事も一部交代を頼み・・・てんやわんやの朝になった。

猫パンチを繰り出そうか考える両者

そういうわけで私の「自分の部屋で寝る」という在宅介護者の野望は１週間で終わった。
・・・懲りずにまた新しいナースコールを買うけどな！