介護保険が間に合わない

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オヤジが退職したのは昨年の6月末。半年前のことだ。
「ヒマになって一日中韓国ドラマを見てるなー」
と思ってたら、退職から一ヶ月もしないうちに無気力無反応のゾンビになってしまった。
チャングム中毒 廃用性症候群からくる鬱かなー」
と思ってたら失禁が止まらなくなった。転倒して血まみれになったり、頭がぼーっとしているようなので運転はやめてもらった。

それでも、将棋サークルに入ったり孫たちが来てくれたりして、一旦は持ち直したのだ。介護認定調査の日なんてほぼ健常だった!・・・ 家族一同、遠い目で思い出す。「・・・あの日がピークだったね」と。なんやねんこれ。

認定調査のあと、状態は再び下降しはじめた。
失禁が止まらない。
ボケボケも止まらない。
甘えん坊も止まらない!
ぼーっとして頭が働かないのか、
「ほら、パンツはいて!水のんで!」
と私に命じられるままに動いている。たまに口をひらけば
「アイスたべる。」
・・・ちょっとかわいい。

そんな中、オヤジは風邪を引いて寝込んでしまった。微熱が出た程度だが、心身ともに弱ってしまってベッドから立ち上がることさえ難しい。慌てて置型手すりを買った。介護保険のレンタルなんか待ってらんねー!

サンジが隠れています

安物だから(たちあっぷとかに比べると不安定。ないよりはまし程度か・・・

トイレはかろうじて自分で行くけれど、ほとんどうまくいってない。チンポジ適当だし、ハンパに動くからズレるし、チン巻きはさせてもらえないので漏れまくる! 洗濯機も乾燥機もフル稼働! 股引いっぱい買ったよ! 初売りセールよありがとう!

認定調査の結果は今月中に出る予定だが、調査の日はウソみたいに状態が良かったので非該当(介護保険が使えない)となる可能性もある。
「もし非該当だったら、すぐにもう一回申請しなおします! 主治医も変えますので」
とケアマネさんには伝えてある。

これまでは母一人だけだった起床介助・更衣介助・トイレ介助が二人分になった。時間も倍かかる。オヤジの入浴介助もしなくちゃいけない。病院も連れていかなくちゃいけない。ヘルパーとしてこれだけ働いたらいい稼ぎになるはずなのに、家族介護は無給だからとっても残念である。

そう考えると、介護保険ってぜんぜん間に合わない。笑えるくらい間に合わない。けど、こればっかりは仕方がない。今できることはせいぜい「もし要支援1でも出たら何につかおう」と皮算用をすることくらいだ。

そんな私の癒やしの一枚。職場のミー先輩。

なでろポーズ

来週には、頼みの孫たちもオーストラリアに帰ってしまう。本格的なワンオペW在宅介護の幕が開く! さあ、これから我が家は一体どうなるのか? 介護保険は通るのか? 通院はどうなるのか? 私は仕事をつづけられるのか?

一寸先は、闇か光か!?
何が起こるかわからないサバイバル在宅介護生活!
腕が鳴るぞーーーー!
ネタもいっぱいだぞーーー!
わくわくしてきたーーーーー!(やけくそやで)

コメント

  1. 一人の介護でも大変なのに、お父様とお母様の二人をだださんがお一人で自宅で介護されるのは、私には想像を絶するほどの大変なことだと思います。
    うちも、父の成年後見人制度の申請は、社協で申請サポートをようやくしてもらい、15日に家庭裁判所に提出するだけなんですが、兄と姉には、社協がしている日常生活自立支援事業を使わせたいみたいで、成年後見人制度の申請サポートは、しないつもりのようです。こうなると、お金はかかりますが、兄と姉の成年後見人の申請は司法書士さんに、頼もうと思っています。
    社協の日常生活自立支援事業は、お金を下ろしたりする金銭管理だけで、施設への入所の手続きはしてくれません。それに、お金をおろすのだけではなく、私が体調が悪い時には食品を買いに行けないのに、その当たりは考慮してくれていません。社協には障害者の居宅介護サービスもあるのに、そのパンプレットをこの前、うちに来たときに持ってきてくれませんでした。
    父も救急車で病院に運ばれた時に、先に父の弟であるおじが到着し、すごく急かされて事務局からサインをさせれたみたいで、鼻からの経管栄養のサインをしてしまったみたいなんです。
    そのことに気づいたのが2日前で、このままだと、延命治療は、父は元気なころから、延命治療はしないでほしいと言っていましたし、私達家族も望んでいないのに、鼻からの経管栄養だと施設入所がしにくいとのことで、胃ろうにさせられるところでした。
    胃ろうにしても、高い施設にしか入所ができなくて、父の年金は月に10まんなのに、15万もする施設に入所させられるところでした。
    私が父が担当しているケアマネさんにそれは無理な話だとずいぶんごねたので、延命治療を続けるか、それとも誤嚥性肺炎などのリスクはあるけど、鼻からの管ははずして、口からの摂取に切り替えるかの相談ができることになりました。
    説明は受けますが、延命治療をせず、口からの摂取に変えてもらいます。
    そうしないと、お金が全然足りないですもんね。
    最近、ますます冷えてきました。
    長くなりましたが、だださん、お身体ご自愛ください。

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