利用者さんの年末年始

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うちの介護事業所は12/30(水)~3(日)までが休みである。その間はデイもやってないし、余程のことがないかぎり、訪問介護もお休みだ。

だが、月曜と火曜は年末年始にかからない。
月曜と火曜の利用者さんは1回もサービスが抜けないのである。
「休まずいつもどおり来ますから」
とお伝えすると
「やったー!」
大喜びされた。
一人暮らしの利用者さんだ。

「うちなんか、クリスマスも正月も関係あれへんやろ。正月いうても誰もこないし、どこにも行けないし、誰に会うこともない。ヘルパーさんまで来てくれなかったら『あけましておめでとう』を言う相手もおれへんやん」

クリスマスとお正月は、一年で一番、世の中が輝いてみえる時期だ。
だが大きな光は大きな影をつくりだす。
影のなかでひっそりと一人で年を越す人たちに、家族も友人も喪ってしまった人たちに、もっと寄り添える方法があればいいのにと思った。
その方法が見つからないので
「今年はコロナだから、みんなどこにも行けないし、同じですよ」
と言うしかなかった。

「兄ちゃんが遊んでくれない」

まったく話が変わるんだけど。

両親の前に薄皮クリームパン(5個入)を置いて
「1個ずつね」
と仕事に行った。
帰ってきたら全部なくなってたー!
・・・おとうさん、全部食べちゃったの?
「いや!おれじゃない! おれは、1個だけ!で、 あとは・・・母さんが・・・」
「おいしかったよー!」
母73才。
クリームパン4個を一気食い。
そりゃあ太るわ!

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