さっきから何度かブログを更新しようと試みてるんだけど、PC周りが騒々しくて作業が進まない。
あきらめてテレビを見ようと思っても、テレビ周りもやっぱり騒々しくて集中できない。
…いい加減、部屋を片付けなくちゃな…。
猫はさておき。
今日は母に久しぶりのショートに行ってもらって。
ちょっと遊びにいってきた。
タカラヅカ観劇!
家から宝塚大劇場までJRで20分。昔ファンだった頃は、休みの日はもちろん、仕事がドタキャンされるたびに
「じゃあ今日はタカラヅカだ!」
と、職場から直接、大劇場に通っていた。気分的には半分くらい宝塚に棲んでいたと言ってもいい。
今はそうはいかない。チケットはずいぶん前に買っておき(もちろんB席)、母のショートは2か月前に申し込み、体調を万全に整えて、ようやく行くことができる。客席に座るのは1年ぶりだろうか。電車でたった20分の距離がずいぶん遠くなってしまった。
ようやく観たのは月組さんの『グランドホテル』。どうしても観たかった公演だ。大学1年の頃に大好きだった、思い出の作品だから。20年以上を経ても素晴らしい作品だった。本当に良い舞台だった。
オットー・クリンゲラインはグランドホテルに人生を見つけにやって来た。余命宣告された彼にはそこに泊まる必要があった。そんな芝居を観ながら私は、ウィーンで過ごしたホテルを思い出していた。私たちもあのホテルに泊まる必要があった。私たちの人生を新しく始めるために、ウィーンへ行く必要があった…。
舞台はとても美しかった。
なにしろ登場人物が良いヤツすぎた。
「私はもうじき死んでしまう」と呟く病人に「人はみんな死ぬのよ」と軽く言っちゃうフラムシェン。
友人が財布を盗んでいたことに気づき、「あなたに預けていたのでしたね」とフォローするオットー。
殺されそうなくらい金に困ってるのに、盗んだ物ぜんぶ返しちゃう泥棒男爵。
みんな、なんて良いヤツなんだろう。
現実にはこんな良い人はきっと存在しない。
夢の少ない時代に、宝塚が見せてくれる夢は、以前よりもずっと美しく感じられた。
ところで今は私の膝の上がやけに騒々しいんですが…
(私の膝を奪いあう2匹。勝者・サンジ!)
もう、いいかげんにしてほしいです。
コメント
グランドホテル、懐かしかったですね!
トップお披露目で主役が○○で、しかも最後に○○のはさておき、そーいえば、良い人ばかりですね。
博多座が「長崎しぐれ坂」なのでストーリーを思い出すために検索したら、だださんの感想が出てきました!
とーっても分かりやすかったです。感謝!
はい、懐かしかったです!!!!
年月がたつと、若い頃とは違うところに目がいきます。
こんな良いキャラがいっぱい出てくる、こんな良い話だったんだ、とびっくりしました。
「長崎しぐれ坂」ですか。これも懐かしいですね。
主題歌はまだ覚えてます。
というか、あんな古いサイトまだ検索で出てくるんですね、恥ずかしい(笑)