「捨てられない症候群」との闘い

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先日、オヤジの部屋をなんとか片付けた。ホコリとクモの巣と虫の死骸と猫の毛だらけの、ほぼ地獄みたいに汚い部屋であった。衣替えをして、古い服をたくさん捨てた。

次なる使命は、母の衣替えだ。モノを捨てられない性格の母はおびただしい数の洋服を持っている。もちろんそのほとんどは着ないし、着られないというのに、ただ
「もったいないから」
というだけでタンスもクローゼットも納戸にまで、古い服をぎゅうぎゅうに詰め込んでいた。母が倒れてからの5年間でかなり捨てたが、それでもまだ残っている。部屋を片付けたり衣替えをするたびに
「わあ、ここにも服が入ってた!」
と発見してしまうのだ。

今日はごっつい肩パット入りのシャツやジャケットを見つけた。バブル時代の遺産だろう。平野ノラのモノマネに使えそうだが、どれもこれも汚く色あせ、黄ばんでいる。

処分してもいいか母にきいたら
「捨てるなんてもったいない! まだ着れるでしょ」
と返ってきた。
いや、誰が着るねん!
「あんた!」
指さされた。
…勘弁してください…私はバブリーダンス踊れないです…。

思い出が必要といっても限度がある。使えないものを「もったいない」という理由で際限なくとっておき、収納を占拠してしまうのは、最終的にゴミを貯めているのと同じ。どうせいつかは捨てるしかないのだから。売れるものは売り、早いうちにリサイクルに回せば、もったいなくはない。

あの手この手で説得するんだけど、なかなか手強い。祖父も祖母も妹も「捨てられない症候群」だから、これは遺伝か、呪いなんだろう。

でも私は捨てるけどな!

本日の猫写真。
耳かきで遊ぶサンジ。

猫はみんな、耳かきについてる白いポワポワが大好きです。

コメント

  1. 私もすてられない人 です。
    断捨離のDVDみたり聞いたりして
    自分を洗脳しうと試みてます

    大山崎山荘美術館へモリス展を見に行く予定
    「役に立たないものや、美しいと思わないものを
      家に置いてはならない」というフレーズに惹かれて・・・
    リフォームが終わったばかりの我家
    非難してある荷物を戻すときに頑張ります
    どれだけスッキリ暮らせるかな・・・^^;

    • 素敵ですね。ウィリアム・モリスですか。
      美術館を調べてみたらカフェのケーキが美味しそうでした…。

      リフォームが終わったばかりなんですね!
      それは好機じゃないですか。
      がんばってください!
      ちなみに私のポリシーは
      「『いつか』なんて日はこない」
      いつか使ういつか着る、って言ってるものは一生使わないから捨てることにしています(笑)。

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