この春は、要介護認定の更新の時期に当たっている。先月、調査のひとがきて、いっぱい調べていった(3/29要介護認定調査!)。
その結果がやっと出た。
結果は・・・要介護5。
現状維持だ。
2年前から変化がないし、調査員のひとが丁寧に調べてくださった結果だから文句はない。
文句はないけど
「要介護5って幅広いなあ」
とは思う。
うちの母は、障害の程度は重いけど、介護をするのは楽ちんだから。暴れないし暴言を吐かないし、徘徊しないし便いじりもしない。ただ、ぜんぜん立てないのと、独力でできることがほとんどないのと、トイレが近すぎるっていうのと、あんまり目が離せないってだけ。あと、作話かな? 本当に大変な介護をされている方をたくさん知っているから、これくらいで5をもらっていいのかなって、申し訳なくなってしまう。
結局、「介護度」って何なんだろう?
いつもこの問題にぶつかってしまう。
「要介護度とは、介護保健制度を利用する上での介護の度合いを表したもの」
と辞書には書かれている。でも介護の度合いって言葉がすでにわからない。
厚生労働省のサイトによれば
要介護認定は、介護サービスの必要度(どれ位、介護のサービスを行う必要があるか)を判断するものです。従って、その方の病気の重さと要介護度の高さとが必ずしも一致しない場合があります。
「他人からみて、介護にどれくらい手間がかかるか」
で判断されるということらしい。
うちの母は要介護5で、介護保険が定める区分では最重度の介護を要するということになる。
「めっちゃ大変な介護だから、あんたは要介護5!」
とお役所が保証してくれたわけだ。
私自身は
「これくらい楽勝やで?」
と感じているけれど、他人からみれば「すごく大変そう」ということなんだろう。それに私が楽に介護できるのは、サービスをうまく使えているからこそだと思う。必要なぶんだけ使わせてもらってるから楽ちんなのだ。
私たちと逆、必要な介護度が足りないパターンのほうが圧倒的に多いと思う。
たとえばうちの叔父の障害はけっこう重くて一人では生きていけない程度なんだけど 「要支援2」
下から2番めの介護度しかもらえなかった。これでは生活ができないかもしれない。介護認定と現実との間にギャップがある。再認定の申請をすることになると思う。
要介護度が上がって嬉しい人もいる一方で、我が家のように、素直に喜べない人もいる。介護度が上がると、そのぶんお金がかかるからだ。
下の画像はとあるデイサービスの料金表。
けっこう差があるんだよね。
要介護度が高ければ高いほど、たくさんのサービスを使う必要があり、使えるはずなのに。介護度と正比例して利用料も高くなるもんだから、結局、サービスは使いづらくなる。難しいものです。…何回も同じこと書いてるな私。
結論。もっと働かなくちゃ!
本日の猫写真。
私の癒やし。おすわりにゃんこの両手としっぽ。
コメント
必要な分だけ介護サービス使ったって家で介護してる分はしんどいですよ。楽勝だと思える人なんて一握りだと思います。
そうですね。
妹のときはサービスをフルに使ってもぜんぜん足りなかったです。
とくに一番つらい夜には介護サービスそのものがありません。
うちの母は夜間はおとなしいので、そのおかげでサービスが間に合っているのだと思います。
本当は介護6とか7とか8とか9とか10とかが必要なのに、ぜーんぶまとめて「介護5」というのが実情なのではないでしょうか?
本当にそのとおりですね!
上には上がいるというのに…十把一絡げ。
あんまり区分増やすとまた大変なんでしょうけれど…