大工さんの涙

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お風呂場のリフォームがほぼ終わりました。
あと手すり増えるくらいかな。

引き戸で!
バリアフリーで!
手すりいっぱい!
あったか暖房!
嬉しいいいいいいいいいい!

にゃんこチェック

このあいだ、手すりをつけたたときのこと。
どうしてここに手すりが必要かっていう話を大工さんに話した。
「オヤジはこういう動きができなくて、こういうこともできなくて・・・」
と説明した。
すると大工さんが
「すんません、こういう話、苦手で」
というから、嫌だったのかな?・・・と、思ったら!
そうじゃなくて。
泣いてた。
大工さん涙ぐんでた。

元気だった頃のオヤジを知ってる人だから、思うところがあったのかな。
なんていい子だろうと思った(年上だけど)。

なんていうか、すごく嬉しかった。

高齢者がだんだん弱り、体が動かなくなっていくのは、あたりまえのこと。
自然なこと。
たとえそれが親であろうとも。
私にとっては普通のこと。
介護をする上で「困ったな」とか「面倒だな」とは思うけど、だからってとくに嘆くこともないし、落ち込んだりすることもない。

私はあまりにも慣れすぎていた。
親の変化に対してほぼ無感情なのだ。
もしかしたら無意識に自分の感情に蓋をしているのかもしれない。
そういうネガティブな感情は介護をする上で邪魔になるから。

だから大工さんの涙にちょっと感動した。
私の代わりに泣いてくれている気がして。
そうか、そういうものだったか、と新鮮な気持ちになった。

ありがとう。
気持ちのいいお風呂ができました。

コメント

  1. 大工さんの涙、なにか、伝わりますね。私も、弟のお嫁さんにお菓子を持っていったら、「お父さんには?」と聞かれて、はっとした感じがしました。普段、父にはわりと冷たく当たっているので、お嫁さんが父のことを気遣ってくれたことが新鮮な感じで、そんなふうに思ってくれていたのかと意外でした。ほかの人の感情に接すると、関係が広がって、関わりかたにも影響を与えてくれる感じがしました。ありがたい存在だなと思いました。

    • お嫁さん、いい方なんですね。
      人に触れて気づかされることってあります。
      そういう人が周りにいてくれて幸せです。