「普通ってなんだろう」
という話をときどき見聞きする。
「普通はこうするでしょ!」
ってよくいうけど、いろんな人がいるから結局「普通」なんて存在しない、という話だ。
普通。
普通。
私にとって介護するのは普通のことだ。
幼い頃からずっと車椅子を押して育った。
今なら「ヤングケアラー」と呼ばれるのかもしれないけどそんな意識すらない。
母や祖父が介護しているのをずっと見てきたし、周りの大人も皆そんなふうだったから。
介護しているという意識すらない。
食事介助もオムツ交換も、皿洗いや風呂掃除と同じくらい普通の家事の一部。
それを洗脳とか虐待とかいうふうに取る人もいるんだろうけれど。
おかげさまで昨日みたいなことも私にとっては日常茶飯事である。
ブログ的にはネタにするけど大したことではない。
本当に、部屋にウンチが転がっているくらい、大したことではないのだ!
へっちゃらなのだ!(いや、アカンけども)
そんなことよりも!
利用者さん家を掃除したら、Gが死んでいたり、まだ生きていたり、ワサワサ孵化しているのに遭遇するほうが100倍も1000倍もキツイのである!
雨のせいだろうか。
今日は訪問する家がぜんぶが酷かった。
「私、汚物耐性はあるんですけど、虫の耐性はないんです」
と言い訳してみたり、
「動けるんですからGホイホイはご自分で捨ててください」
と利用者さんに押し付けてみたり、
「今からちょっと叫ぶけど気にしないで下さい」
と宣言してみたりした。
あまりにもしんどくて
「今ちょっと心が折れそうです」
と正直に弱音を吐いたら
「これくらい普通やろ」
と利用者さんに言われた。
・・・普通ってなんだろう。
家族さん!
お願いだから早めに毒エサとか駆除剤を買ってください・・・!
ヘルパーの心が折れないうちに!
私はどんなに疲れて心が折れそうでも、家に帰ったらモッフモフの生きたぬいぐるみが待ってるから!
だから頑張る!
コメント
そうそう(握り拳 笑)
会社勤めしてる頃から、先輩や上司にことあるごとに「普通」「当たり前」を持ち出され、そんなに自分って変なのかと
(変でした 大笑)当惑しました。
今でも、「普通」と言われると、つい腹の中で(アナタの中ではね)と毒づいています。
ただ、ヤングケアラーの問題はちょっとどうにかならないものかとも思っています。
10代からの介護と30・40・50・60代からの介護はやはり直面する問題が異なると思いますし。
ただでさえ長期化しやすい介護に10代から携わって、いずれ介護卒業出来ても、それまでに他の同世代の人が経験する部活もバイトも恋愛も趣味も隙間時間にしか出来ないというのは気の毒に思います。
育児に最も適しているには40代の脳 という説があるようですが、介護もそれなりに人生経験積んで感情に余裕が持てる世代の方が向いていると考えます。
少なくとも、10代で家族の介護をしている人の現状と問題点について、世間は美談で済まさず(これ一番厄介)もう少し関心を持って、援助や支援の方策を考えて欲しいと切に思います。
ほんとにねえ・・・十代から親の介護、それも重度の鬱病とかキツすぎますよね。
勉強や進学どころではないと聞いたことがあります。
ぜんぜん美談なんかじゃなくて悲劇だと思います。
病気によってはヘルパーすら拒絶されるようですし、どうやったら助けられるのでしょうか。
私の場合は祖父母や妹だったし、主介護者じゃなかったのですが、家を出ることはあきらめてました。
祖父の付添で連日徹夜とか、妹を抱えて階段の上り下りなど、体力のいる介護は若いからこそできたことだと思います。
今となってはいい経験ですが・・・。
去年だださんが、G対策に置き型殺虫剤教えてくださったので、一人暮らしの母に送ったら、翌朝大きなの取れた(^_^;)と効果絶大の連絡が。
今年もこのブログで慌てて、連休セットの週刊誌や母の日プレゼントに同梱して送りました。ありがとうございます。
大きいのとれた・・・とは・・・ぎゃー!(笑)
効き目は数ヶ月~1年で切れますもんね。
効果あってよかったです!