首が回らなくなった。いや借金の比喩とかじゃなくて。
寝違えたのだろうと思っていたが、だんだんと痛みが増してきた。顔をどちらに向けても痛いしじっとしていても痛い。というか、仕事中なんでじっとしていられないからずっと痛い。ギックリ腰ならぬギックリ首だ。
私の腰痛はメンタルからくることが多い。ストレスだ。
そういえば今日は朝からストレスが多かった。
ちょっと悲しいことがあったり
ちょっと嫌なことがあったり
ちょっとイライラしたり
重なったから。
それで痛くなっちゃったのかなあ。
そんなことを思いながらも最後の仕事に向かった。デイサービスの送迎だ。だがこの頃にはもう痛すぎて首がほとんど動かせず、運転なんかしたら危ない状態だった。仕事は誰かに変わってもらって病院へ行ったほうがいい…。
「こんにちはー」
デイの部屋の扉をあける。今日は仕事ムリです、運転できませんって、どうやって言おうかな…。
「こんにちは!」
Aさんが笑った。
「こんにちはあ」
BさんもCさんもDさんも笑いかけてくれた。
Eさんがお風呂から上がってきた。ぴかぴかの笑顔で。スタッフがおやつとコーヒーを差し出したので、Eさんの笑顔はもっとぴかぴかになった。
・・・ああ、ここは穏やだなあ。
嫌味も、皮肉も、悲しみもイライラもない。
穏やかな笑顔と歌声に満ちたデイサービス。
そのあとしばらく利用者さんたちのおしゃべりを聞いていた。そしたら、
そしたら!
首、治ってたー!
嘘みたいな話なんだけど。痛みは半分くらいになり、運転に支障がないくらいには動くようになっていた。利用者さんたちの穏やかな雰囲気に癒やされたのだと思う。送迎の仕事も普通にできた。
「仕事に癒やされる」ってすごくない!? 毎日が戦いで殺されそうなブラック企業が多い中、びっくりするほど超ホワイトな職場だ。まあ給料は安いけど。
本日の猫写真。
「お手」は上手にできるようになったシシィさん。次の芸を教えてみたんだけど、難しくて諦めモード。芸なんかできなくてもいいから、楽しく暮らそうね。
コメント
若い頃はよく首が回らなくなりましたし極度の冷え性でしたが
体質って変わるものですね~
両親の施設のスタッフさんも実に明るく、職員さんも募集無し
そういう所は上手く職員さんも定着しているのでしょうね
ヘルパーさんのTOPさんが若いのにとてもしっかりされていて、この方が
居られる限り、ここは大丈夫とすら思っています。
私服でOFFに来られている時に入居の荷物を一緒に運んでくれました。
訪問医療の件、blogに書いてみますね
同一人物ですぅ~~
こんにちは。
お返事が遅くなってすみません!
職員募集かけてない施設なんて実在するんですね。すごいなあ。
うちもいい職場ではありますがいかんせん高齢化が(笑)
ブログ拝見しました。
訪問診療の記事、大変参考になりました。
ありがとうございます!
我が家も訪問の先生、一度来てもらうことになりました。
まだどうなることかはわかりませんが。
お医者さんも施設さんも、良い方に巡り会えるかどうかはとても大きなことですね。