今日は久しぶりに用事のない休日。
たまには朝寝をしようかと企んだが、まあ、できない。
母のオムツ交換は仕方がないとしても・・・
コイツが起こしに来る。
「ねえ!朝でしょ!6時でしょ!起きなさいよ!」
たいていの猫にはアラーム機能がついていて、人間はいつも必ず同じ時間に起床するものと設定されているらしい。休日設定とかできないの。
一度起きて朝ごはんを食べさせて、二度寝を試みたが、それでも
「たいへん、もう6時半よ! 遅刻だよ!」
ニャーニャーニャーニャー、鳴いたり噛んだり大騒ぎで起こしてくれる。
親切にありがとう。
ちなみに母は前日から
「明日はお昼まで寝るから!」
と宣言していたとおり、猫たちの攻撃をものともせず、11時半まで寝ていた。
シシィはもう心配で心配で
「どうしよう。お母さん、死んじゃったかも」
すごい勢いで私を呼びに来た。
大丈夫、生きてるから。
休みといってもこまごました仕事は溜まっている。冷蔵庫の整理とか。普段つかってない部屋の掃除とか。庭に勝手に生えてきたムクゲの木を切るとか。全てをこなすには3日程かかるだろう。
あきらめて代わりにお菓子を焼いた。ブドウのジャムも炊いた。
それからデイサービスのレクリエーション用に双六を作った。人生ゲーム仕様の双六で、テーマは『女の一生』。
スタートは赤ちゃんで、子供時代、青春時代と進んでいく。成人すると仕事を選べるようになっていて、職種により収入も異なる。結婚相手も選べるように、市川雷蔵や石原裕次郎、ついでに斎藤工などイケメン写真入りの「旦那さんカード」に作った。
専業主婦になるもよし、働き続けてもよし。離婚するかもしれないし、会社が倒産してコースが変わるかもしれない。ゴールはデイサービスだが、ゲームとしての勝者は「ゴール時点で一番お金持ってる人」。
試しに母と遊んでみたら・・・母は、女優になり「トム・クルーズ」と結婚したが、出産後は家庭に専念し、最後は振込詐欺にあって全財産を失う、という一生を送った。私は、「芥川龍之介」と結婚して離婚する貧乏芸術家になった。
かなりの時間をかけた力作だが、作り終わってからハタと気がついた。
「これは…高齢者用といえるのか?」
実際にデイサービスで使うかどうかは、不明。ちょっと難しいかなあ。
コメント
めっちゃ面白そう!
なんてことのない、フツーの人生送ってるから(!)
波乱万丈の人生やってみたいわー
というのは嘘!何にもなくて平穏なのが一番ですよね。
フツーの人生なんて存在しませんよ!
平穏な人生もねー。
宝塚市民さんも実は波乱万丈じゃないですか?
龍之介と結婚!いいなあ~。彼から直接
「温泉に入るとヘタるのに興奮する。すなわちヘタフンだね」
の理論を詳しく聞きたいですよ(↑友人への手紙に本当にこう書いています)。
その双六をするために、デイサービスにお邪魔したい位面白そう。
だださんのクリエイティビティは、確かに芸術家寄りだと思います。
…ヘタフン???
天才は謎が多いですねえ。
というか、そこを攻めてくるURさんもなかなかすごいですね!
子供っぽいレクにならないよう、ご利用者様も介護士自身も楽しめるように考えてみました。
うまく遊んでもらえるといいなあと思います。