子供の頃を思い出す

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あるときスマホのGoogleレンズを使って花の名前を調べた。
シャッターを押せば一瞬で画像検索が終了する。
「これはマツバギク」。
便利になったものだと思う。
子供の頃はいちいち野草図鑑(しかも写真じゃなくてカラー絵のやつ)で調べていたのになあ、と思い出した。

マツバギク

また、仕事の報告書を書きながら、私はなんて字が汚いんだろうと呆れた。
汚いだけじゃない。
文字を書き慣れていない。
パソコンとスマホに頼りきって字の書き方を忘れてしまったのだ。
子供の頃はあんなにも毎日、文字ばかり書いていたのに。
毎日毎日毎日。
文字ばかり。
毎日毎日、毎日毎日、毎日毎日!

もちろん宿題とかじゃない。
私は「お話」って呼んでた。
天狗とか小人とか魔法の物語。
初めて書いたのは幼稚園の年中さんのとき。
小学校に上がる頃にはすっかり書くことにハマり、一日中書きちらしていた。
遊びのためにノートは買ってもらえないから、家中の裏紙をあつめて文章を書きなぐっていた。
みかねたオヤジが会社から不要になった書類の束を持って帰ってきてくれたっけ。

右手の小指側はいつも鉛筆で真っ黒だった。
変なところにペンだこができていた。
机のまわりは紙と消しゴムのカスだらけだったっけ。
家だけでは足りなくて学校の休み時間(授業中も)に書いてたら同級生に引かれた。

どんな話を書いていたのか、もう覚えていないけれど。
楽しかったなあ。
ひたすら楽しかった。
またあんなふうに書けたらと思う。

「お話」が完成するたびに母に見せにいった。
母は必ずほめてくれたものだ。
もしも
「くだらないことやってないで勉強しなさい」
と言われていたら、今の私はないと思う。
ただただ楽しんで書きつづけることができのは、母のおかげだ。
そして今も書きつづけていられるのは、このブログを読んでくださる皆さんのおかげです。
読んでくださる方がいらっしゃるからこそ、私は書くことができます。
ありがとうございます!

そして母も、今でも文章を書いている。
昨日も日記を書いていた。
ショートステイで大好きなドラマ『捜査一課長』を見ようと、がんばってチャンネルを覚えていったのに、残念ながら見られなかったという話だ。
母のブログ (たまーに日記を書いています。)

子供の頃の私はファンタジーばかり書いていたから、こんな介護ブログなんか書いてるって知ったらショックを受けるだろうな…。

今日は煮込みハンバーグ食べた

そういえば子供の頃、よく
「大人になったらわかるよ」
「アトピーは大人になったら治るよ」
「大人になったら自然に結婚したい相手が見つかるよ」
って言われてた。
信じてたのに。
ぜんぶ嘘だったなあ・・・。

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