極小サイズの旅をする(2)

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コロナの感染者がまたしても激増している。
わが町の高齢者のワクチン接種は5月半ば以降だというし、まだまだ先は長そうだ。
コロナのスキを見て花見にだけはいったけど、当分は楽しいおでかけもお預け。
友達とのおしゃべりも、外食も、旅行も・・・観劇なんていつになるか!
私にできるのは、親の介護と仕事の介護と、介護の資格の勉強だけ。
今更だけど介護ばっかりだ。

コロナと介護に閉じ込められた生活。
そんな私の中で今、「お散歩ブーム」が起きている。
「一人で歩くって幸せ!」
と感じたのが先月末のことで、それから時間を見つけてときどき歩いている。

散歩って、とにかく自由だ。
どこへ行こうと私の自由。
角で曲がってもいいし、どんどん真っ直ぐに突きすすんでもいいし、橋を渡ってもいいし、山をのぼってもいい。
道をそれて河原とか山道に入り込むのもおもしろい。
急に予定が変わっても、引きかえしても、無駄になっても、誰にも文句をいわれない。
これは私の散歩だから。

今日はどちらへ進んでみよう?
神社にお参りにいくか。
川へ鳥を探しにいくか。
住宅街の公園めぐりをしてみようか。
北か。
南か。
東か。
西か。

そうやって悩んでいると、まるで自由に旅をしているみたいな気持ちになる。
安宿のベッドに世界地図を広げ、
「明日はどの国へ行こう」
と考えていたあの頃と同じような気持ち。
翼がはえたような気分!

ただの公園も草原に見える

介護してても。
コロナ禍でも。
お金や時間がなくっても。
心は自由だ。
私は気持ちで旅をする。

ちなみに今日は「オカルトコース」。
古墳と神社と自殺のあったところをまわってきた。
そろそろマムシも出てくる季節なので山道はわりと本気で怖かった。

里山の散歩道はちょっと怖い

心は自由だけど時間的には不自由なので、私の散歩はいつも全速力!
30分で汗まみれです。
暑くなってきたら危ないのでやめます。

遊んでくれようとするシシィさん

ついでに筋トレしようかなあと試みたんだけど、猫たちが全力で遊んでくれようとするからあきらめました・・・。

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