誰でもそうだが、母も立ち上がるときに
「よっこいしょ」
と掛け声が必要だ。
トイレで立位をするときはとくに力をこめるので
「どっこらしょー!」
とか
「どっこらよっこいしょー!」
とか
「いち、にの、さーん!」
とか、盛大に声をあげる。
掛け声はそのときによって違う。
それがどういうわけか、今朝から急に
「ア・よっこいしょ」
になった。
「ア~よっこいしょ」
かもしれない。
「アッどっこいしょ!」
かも。
とにかく毎回「ア」をつける。
なんだろうこの「ア」は。
英語でいうと「a」か。冠詞なのか。「the」じゃだめなのか。
「ザ・よっこいしょ!」
「ア」がついただけで、なんだか急に間が抜ける。
私の笑いが止まらなくなり、介助できなくなったので
「そのアやめて?」
と申し入れた。
「じゃあ何ていえばいいの」
と母が問う。
「足に力を入れると自然にアが入るんよ」
じゃあ、アをやめて『1,2の3!』にしよう。
「ア1、2の3!」
違う。そうじゃない。
じゃあ、こういうのはどうだ。
力をこめるために、『1、2の3』の「3」を好きなものに変えよう。
好きなものに気が向けば「ア」を忘れるかもしれない。
「じゃあねえ。1、2の羽生結弦!」
長いわ!
「1,2のスイカ!」
やっぱり間が抜けるな。
「1,2の龍ちゃん!(孫)」
「1,2のさくらんぼ!」
「1,2のクッキー!」
だいぶいろいろ試したが、私も母も笑ってしまって、結局ぜんぜん力が入らない。
ダメダメである。
世界はコロナで大変だし、あちこち怖いことだらけ。
でも今私たちは世界一どうでもいいことで笑っていると思った。
本日の猫写真。
いち、にの、サンジー。
コメント
今日の記事は、よりいっそう楽しかったです(笑)
爆笑しました。お母さんとだださん、本当に面白い!素敵。
どうでもいいことで笑える….大事ですよね🎶幸せな人生。
考えても仕方のないことばかりだから、笑っていよう。
笑うために明日も生きよう。
サンジは今日も、めちゃくちゃ可愛い❤️サンジも笑って生きるんだよ!
うちの母は昔から天然なんですが、病気のせいでますますいい感じにボケてくれるんで楽しいです。
ツッコミ甲斐があるというよりエンドレスですが。
サンジは今めちゃくちゃ元気なんですよ。
体調がいいのでしょうね。
子猫に戻ったみたいにイタズラばっかりしています。
ずっと怒られてます・・・。