ぎゅーっと握ろう

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デイサービスのお風呂の中で、利用者さんがふっと思い出したように
「Aさんは今頃どうしてはるやろうなあ」
とつぶやいた。
Aさんは以前このデイにいた利用者さんだ。引っ越し先でお元気にしておられるそうですよ、とお伝えすると
「それはよかった」
記憶力のいい利用者さんは寂しそうに微笑んだ。
「ときどき思い出すの。Bさんは施設に入っちゃったでしょ。Cさんは亡くなって、このあいだはDさんも。・・・みんな順番にいなくなっちゃうから」

デイサービスのメンバーはどんどん新陳代謝する。
来ては去りゆく。
そういう場所なのだとみんなわかっている。
いつか自分の番が来ることも。

それは握手のようなもの。
手と手が出会ってまた離れる。
さよならの握手。
せめて束の間、ぎゅーっ!と握ろう。

とか思ってたら
「私は110才までここに来るからヨロシク!」
豪快に言われた。
えーと、私もその頃には70才近いなあ。

デイサービスの庭のチューリップ

世の中は春だ。
美しくも儚い春。
来週はお花見をしよう。
みんなで桜を見上げよう。
楽しみ、楽しみ。

本日の猫写真。

縦一列

もう暖かいからファンヒーターもいらないんだけど、猫たちにせがまれると逆らえない。

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