猫、大事なんで

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私は猫好きだけど猫アレルギーをもっている。
油断するとひどい喘息もでるし、アトピーが爆発して蕁麻疹になり、顔がボロボロになる。
そのため動物と暮らすことは子供の頃からドクターストップがかかっている。
「それなのに猫飼ってるの!?」
信じられない、とよく驚かれる。
「猫、大事なんで」
と私は答える。
だって、無理だよ。
猫のいない人生なんか耐えられないよ。

ということで3日ぶりにサンジを動物病院へ連れていく。
点滴をしてもらうためだ。
点滴のおかげでサンジはだんだん元気になって、ごはんも食べるし水も飲むし、猫じゃらしで遊べるまでに回復した。
それでも
「あと何回、効くかな」
と先生はつぶやく。
腎臓は一度損なわれると回復しない臓器だ。今はまだ点滴で持ちなおしているけれど、やがてそれすら効かない日がやってくる。先生の様子だと、それはそんなに遠くないのかもしれない。

点滴も通院も猫にとっては大きな苦痛だ。
そして私は無理な延命はしない主義だ。
猫も人間と同じように、最期をどう迎えるか考えておかなくてはならない。

・・・まあ、まだまだ先のことやけどな!
サンジは見かけによらず根性あるから!

猫じゃらし大好き

私が動物病院に行ってるあいだ、母はお留守番をしていた。
テレビは昨日からぜーんぶ新総理と組閣の話だ。
私はちっともニュースを見てないんだけど、母が逐一、
「麻生さんは続投だよ!」
とか
「『あべのまんま内閣』って呼ばれてるよ!」
とか、うるさいくらい教えてくれる。
試しに官房長官は誰になったのか尋ねたら
「加藤さん!」
と即答したので驚いた。
すごい記憶力やな。
一体どうしたの? そんなに政治に興味あったっけ?
「だってテレビでいっぱいやってるもん。新しい総理大臣はね、お酒がダメで、甘いものが好きで、イチゴ農家の出身なんだって!外国では『パンケーキ好きだが甘い人ではない』て言われてるんだって!」
・・・母、ごめんな・・・私が放置している間、ワイドショーばっかり見てたんだな・・・。

猫ばっかりじゃなく、たまには人間もかまってあげなくては!

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