工藤広伸著『親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと』

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工藤さんの最新巻『親が認知症?離れて暮らす親の介護』を読みました。
介護のためのノウハウ本です。

第一印象は、とにかく読みやすい!
見やすい!
私は近頃、老眼がきちゃってるのですが、字が大きいので眼鏡なしで読めました。

そして左右に別れたレイアウト。
右ページにまず文章があり、左ページの表やリストなで要点を端的にまとめてくれています。
なので文章を読むのがしんどい時は、左側のページを眺めるだけでも大丈夫。
ちなみに私は、左ページだけを先にざーっと流し見て、それからじっくり右ページを読みました。

この本の一番すごいことは、徹底的に「実用的」であることです。
専門家の理屈っぽいご意見とかはいっさいナシ。
実際に認知症の方を介護している著者が、豊富な経験を活かして書いています。
介護をしていて
「ほかのお家ではどうしてるのかなあ?」
と思ったときに読む本、と言ってもいいと思います。

工藤さんはご遠距離介護をされている方で、本のタイトルも『離れて暮らす親の』となっています。でも、内容の6分の5くらいは、バリバリ同居の在宅介護にも役に立つものだと思います。

たとえば、離れて暮らす親の部屋に見守りカメラを、という話があります。離れて暮らしていても様子を見られるので便利なのです。でも、親と同居していても、仕事や買い物で家を離れるときはやっぱり心配になるものです。我が家もスマートリモコンだけでは足りなくなってきたので、そろそろ見守りカメラの購入を考えているところです。

認知症かもと疑いを抱いたとき、介護をしているとき、そして介護が終わったとき。細かなノウハウはもちろん、使える制度やお金のこと、心理面についても教えてもらえます。そして最後に載せられた『便利な情報一覧』は相当便利です!紙面をクリックできないのが残念なくらい。

知識や情報は介護者にとって大事な武器。
これから介護を始める方や、改めて考えてみようという方におすすめの1冊です。

・・・なんか夏休みの読書感想文みたいになったー!(小学生のときはこんなに真面目に書かなかったけどな!)

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