自粛中の入浴介助

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介護保険サービスの利用を減らして3週間くらい経った。
デイが使えない一番の問題は、入浴ができないことだ。
現在の母の入浴は、週1回のデイと、訪看さんが1回。
私一人でもシャワー浴ができないわけではないが、危険なのでやらない。
そのかわり洗髪・足湯・清拭をしている。
といっても毎日じゃない。
「気が向いたら」だ。

洗髪も足湯も清拭も、はっきりいって、めんどうくさい。
めんどうくさいのに「やらなくちゃ」って思うのは、しんどい。
しんどいのは、よくない。
しんどいのは、楽しくない。
しんどいことをすると、もっとしんどくなる。
私がしんどいと、母もしんどい。
いいことなんか一つもない。
だから私は「気が向いたら」と決めている。

在宅介護は仕事じゃない。
仕事で入浴介助すればそこそこお金もらえるけど、母なんて1円にもならない。
だから気分がノッてきて
「今日はおかーさんをキレイにしてあげよー!」
という言葉が自分から出てこない限りは、やらない。
でもそんな時に限って母のほうがめんどうくさがって
「えー、今日はやめとくわー」
とか言うのだけれども!

ちなみにオヤジの入浴介助もやる。
自分で風呂に入ることはできるが、一人では体も頭も洗えないからだ。
ギャーギャー嫌がるけど有無をいわさずゴシゴシ洗ってやる。
訪看さんにその話をすると
「あー、娘さんは嫌がる人多いですねえ」
と言いながら
「私は父親の入浴介助はしたことないけど、浣腸したことはあります」
と笑った。
・・・どこのお父さんも大変である。