こんなときに親知らずを抜いた妹よ

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木曜日、休憩時間にスマホをみると着信があった。
・・・施設からだ。
妹が入所中の身体障害者施設。
まさか、何かあったのだろうか? コロナ疑いだったらどうしよう。
物騒な時期だから慌ててかけなおした。
すると
「親知らずを抜きました」
という報告だった。

親知らずがややこしい生え方をしていることは以前から聞いていて、
「秋頃には抜くことになるでしょう。そのときは病院で全身麻酔をすることになります」
と言われていた。
だから、いきなり「もう抜いちゃった」と聞いてびっくりした。

本当なら家族が病院へ連れていくべきなんだろうけど、両親がいるのでそうそう動けない。それを知っているので施設さんが全部やってくださるのだ。本当にありがたい。
・・・麻酔は大丈夫でしたか?
「大丈夫ですが、えらい腫れてしまって」
まあ、親知らずをぬいたら腫れるものですし。
「明日も病院に行きますね」

ところが腫れは引かなかった。
傷口から感染してしまったらしい。
昨日も今日も大きな病院へいって点滴を受けたが治まらない。
明日も通院だといわれた。

「重い障害のある方はみなさん親知らずが深くて、みなさん本当に大変なんですよ。感染が広がると危険ですから心配で。土曜ですし、こんなときだから一般の患者さんは受けてもらえないんですけど、救急あつかいで診てもらいました。入院かもと言われましたけど、それはなんとか免れて。明日も通院です」

こんなときに病院に行くのは施設にとって危険なことだ。
だが、私が行こうにも病院は遠すぎて、母を家に置いていくことができない(母を留守番させられるのは最高2時間まで)。
こんなときに本当に申し訳ない。
なんてタイミングが悪いんだろう。

明日は朝から妹の顔をみに行こうと思う。そんなに腫れてるなんて、痛いんだろうなあ。短い時間だからコーヒーを飲ませるくらいしかできないかもしれないけど。飲ませていいのかな。
とにかく早いとこ治りますように・・・!

本日の猫写真。

オヤジの足元で今にも蹴とばされそうなサンジ君。よく平気な顔して寝てられるなあ。