ワンオペじゃない介護

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施設で暮らす妹・U子が帰宅した。先月はオヤジの調子が悪すぎて迎えにいけなかったから、ちょっと久しぶりの帰宅だった。

U子が帰って来たら私はいつも大忙し。母のことをやって、U子をやって、また母をトイレに連れていって、その間にU子が叫んで、ボーッとして動かないオヤジの面倒もときどき見なくちゃいけなくて、その合間に家事をして…

ところが今は、今だけは違う! 姪っ子たちがよってたかって助けてくれるのだ。
U子にご飯を食べさせてくれたり、お茶を用意してくれたり。私が手を離せないときは母をみていてくれたり。「ウェットティッシュ持ってきて!」と声をあげたら誰かがすぐ用意してくれる。

もちろん、オムツ交換や移乗などはいつもどおり私がやる。それでも、ちょっとずつ手伝ってもらえるだけで、すべてがものすごく楽になるのだ。たとえば主婦業でも「名もない家事」を誰かが全部やってくれたら楽になるように。いつも一人でバタバタしてて、それが当たり前になってるから余計にそう感じるのかもしれない。

なによりも大きなのは「たくさん目がある」ことだ。私一人なら忙しくて見逃してしまうことでも、人数がいれば誰かが見つけて教えてくれる。
「おばあちゃんがお薬を落としたよ」
「おじいちゃん、お茶まだ飲んでないよ」
「あのね、U子さんがトイレ行きたいみたいんだけど」
介護において「目がある」ことはすごく大きい。安心感がある。一人でやるのとそうじゃないとでは雲泥の差があるのだと改めて気づかされる。

ねぼけにゃんこ

気がつけば姪っ子たちは、車椅子のたたみ方も、フットレストの外し方も、車のスロープの出し方も、みんな覚えてた。オヤジよりずっと頼りになる。

ちなみに今日のシシィさんは子供たちと馴染みすぎて「私も小学生女子」とか思い始めたようだ・・・。

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