昼頃に職場のデイサービスへ寄ったら、調理師さんに
「これ食べていき、食べていき!」
とおかずをもらった。
3時頃に寄ったら、また
「食べていき食べていき!」
とおやつをもらった。
気がついたら、おしるこ食べてお茶のんで、利用者さんたちと微笑みながら、
「おいしいねえ」
「あったまるねえ」
まったりと落ち着いていた。
・・・家か、ここは。
「なんかみんな家族みたいだよねえ」
とボスが言った。優しいおばあちゃんがいっぱいいる家族みたいなデイサービス。
・・・調理師さんがお母さんだったらいいだろうなあ。毎日おいしいもの食べさせてもらえるし料理も教えてもらえるし。「ウチとはえらい違いだよ」と思わず口に出して言ったら、ボスが冗談めかして
「ここ、あんたの家だよ」
と笑った。
ボスは、ウチの家族に手がかかることを知っている。そして私が、デイの人たちの優しさに甘えたり慰めてもらっている知っている。だからそんなふうに言ってくれたんだと思う。嬉しかった。
・・・いや、仕事もちゃんとしますよ・・・・?
「ここ来たらしゃべり相手おるし、笑えるし、楽しいてええな」
「昼間からお風呂入らせてもらえるし」
「美味しいもん、たらふく食べられるし」
「極楽やな」
利用者さんがそんなふうに話しながら帰っていくのをみると嬉しい。たとえ明日にはぜんぶ忘れているとしても。
ただ、私は…
介護職=給料が安くてキツくて汚くて、世間的にはあんまりいいイメージがないのが悔しい。
認知症=何も出来ない、わからない、と思われてるのも悔しい。
要介護=絶対的不幸、も悔しい!
いろいろ悔しいから、職場のSNSをぼちぼちと作った。Instagramとかツイッターとか。利用者さんたちがどんなに生き生きと笑い、鮮やかに過ごしておられるか見てもらいたい! …と思ったのだけど、
「SNSに顔写真はまずいんじゃない?」
ってことで顔出しはしないことになった。代わりにミー先輩が活躍中。やっぱりここでも猫なのです。
コメント
ワタシも事業所さまや施設さまのおかげで今日まで来れたと言っても過言ではありません。
正に血は繋がらないけど誰よりも近い親戚や兄弟や同志、戦友です。
晴れの日だけのお友達や親戚、実子(根に持ってる 笑)が多い中で、本当に有難いことです。
デイで楽しく過ごしておられる様子って皆さんに見てもらいたいですよね。
特に、「介護」「施設」にマイナスイメージの偏見で凝り固まってる人達に。
だけど、どこで誰が見るか分からないSNSは怖さと背中合わせです。
ワタシも写真編集機能で色々弄ってますが、目に線かけると容疑者みたいだし、笑顔マークだと顔全部が隠れて今ひとつ様子が伝わらないし、目元と背景をどうにかボカして笑っている口元だけでも生かせないかと苦労してます。
POTEさん、こんにちは。
毎日お疲れさまです!
めったに顔を出さない親戚よりも、施設スタッフのほうがよっぽど近い存在ということでしょうか。
利用者さんは、デイでは表向きの顔というか、表情がよそいきなんですよね。
逆にいうと、お家にいるより笑顔が多いかもしれません。
「ここでは怒られないからいいわー」
とよく言われます(笑)。
それから
「デイサービスがこんなに楽しいものだとは知らなかった」
とも。
肖像権に関してはサービス開始時に了承をもらっているのですが、SNSはやっぱり難しいですよね。
利用者さんのお顔にはボカシをかけたりしています。
笑ってる口元だけ見えるのもいいですよね。