甘いものは力をくれる

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コロナ鬱なのか、少し精神的に不安定な利用者さんがいる。
「ずーっと一人ぼっちで家にいるから、つらいことや悲しいことばかりを思い出してしまう」
ヘルパーが来るのは週に2時間だけだけど、せめてその2時間だけでもつらいことや悲しいことを忘れていただきたくて、私たちはいろいろな話をする。

昔の話はダメだ。
悲しい思い出が蘇ってくるから。
現在の利用者さんの好きな花の話や、絵や本の話。
テレビの話や庭にくる鳥の話なんかをする。

だけどなかなか、うまくいかなくて。
ちょっと笑いが浮かんでも、じきに悲しい顔が戻ってきてしまう。

今週もダメかなあと諦めかけた、そのとき。
新聞やチラシが山積みになったテーブルの端に、和菓子のパンフレットを見つけた。
・・・・おいしそうですね。
「そうやろ、おいしそうやろ!」
利用者さんの顔がほころんだ。
「私、好きやねん、こういうの。見て!」
出てくるわ出てくるわ、和菓子のパンフレットの束!
「なんにも楽しいことがないさかいな、ときどきこうして、おいしいお菓子を注文するの。今はほら、お中元のシーズンでしょ。羊羹とかそういうのがたくさんあるの!」

このお店はモナカがおいしい。
大福はやっぱりイチゴとか入ってないほうがいいな。
栗きんとんもええな。
あ、これがおいしいねん、ここのどら焼きがもう、最っ高!

瞳をきらきら輝かせて、和菓子の魅力を熱く語る利用者さん。
どれも全部おいしそうだし、私も甘いものが大好きだから一緒になって
「おいしそうですねーー!」
と激しくうなずいていた。

コロナ鬱、どこいった?
となるくらい、めっちゃ楽しそうだった。

甘いものは元気をくれる。
甘いものの魅力は、年の差も仕事も、コロナ鬱も国境も越えるのだー!

美味しいものをたくさん食べて、利用者さんが元気になられますように!

おなか見て、おなか!

甘いものと言えば。
私は今年も迷っている。
もう10年くらいずっと迷ってる。
ソフトクリームメーカーを買おうかどうしようか?
自分で好きなように作りたいのだ。パフェとかサンデーとかそういうの。
でも、アイスクリームメーカーに比べてソフトクリームメーカーは値段が高い。
安いものはやっぱり評判よくないしなあ。
どうしようかなあ・・・

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