腰痛になって発見したこと

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先日、腰痛になった。もうだいぶ治ったけど。
痛いのは腰だけ。
とはいえ腰は体の中心だから始末が悪い。

腰痛は、痛いだけじゃない。
ちょっと動くと疲れてしまう。
ちょっと歩くと腰がだるい。
ゆっくりしか動けないから、何をするにも時間がかかる。
簡単なことができない。
なんにもできないから、なんにもヤル気がでない。

「もしかして」
と思った。
「年を取るとはこういうことなんだろうか?」

高齢者は、とくに大きな病気じゃなくても身体の愚痴をしょっちゅうこぼすものだ。
あっちが痛い。
こっちが痛い。
ああ、しんどい。
もう、しんどい。
毎日毎日ずーっと言ってる。ほとんど口癖みたいに言ってる。
聞かされる側はついつい
「また言ってる」
「いつものこと」
と思ってしまう。
聞き慣れてしまう。
「どうしようもないよ、トシなんだから」
と。

でも自分が腰痛になると少しだけ、高齢者の気持ちが感じられる気がした。もちろん似ているというだけだし、頭ではわかっていたことだけど、身体で感じるのとはだいぶ違う・・・身体がきかなくなることは、本当に大変なのだ。

元気な人には「すぐそこ」の距離が本当に遠く感じられる。
ひとつ作業するごとに休憩が必要だ。
10分以上立ちつづけるのは拷問だ。
動くのが億劫になって何事も始められない。
片付けるのもしんどいし、取り出すのもしんどいから、手の届く範囲にすべて置いておくので、かなり散らかる。
シルバーカーを押して歩くと本当に楽!(借りた)

「私らのこと、よう見とくんやで」
と、利用者さんに言われたことがある。
「あんたもいずれ行く道やからな」
どんな人でも。
いずれこうなるんだ。

本日の猫写真。

寝顔のアップ。
最近、シシィは玄関の壁紙で爪とぎをするのにハマっています。だいぶボロボロになってきました。