うまく生きることは難しい

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訪問の仕事で利用者さん宅の掃除機をかけていたら。
箪笥の下に、何かが挟まっている。なんだろう?
・・・本だ。
「その箪笥、古くてな。ガタガタ揺れるから本を噛ませたった」
と利用者さんは言った。
本をクッション代わりにしているのだ。
箪笥に踏まれている本がなんだか気の毒になって背表紙を見た。
『うまく生きるための本』
みたいなタイトルだった。

うまく生きる、か。
うまく生きるって、どういう意味だろう?

じょうずに世渡りするという意味だろうか。
うまいこと稼ぐという意味だろうか。
スムーズな人間関係を築くということか。
ストレスをためず気楽に生きるということか。

見た所そんなに古い本ではない。そろそろ九十に手が届きそうな利用者さんが、それなりの年齢になってから購入したのだろうと想像した。当時はこの本を必要とするくらい、悩んでおられたのだろう。そしてこの本は役に立たなかったから、箪笥の下敷きにされているのだろう。それともうまく生きることをあきらめたのか。
・・・70才80才になってもうまく生きることは難しいのだ。
40代の私がそうやすやすと生きていかれないのはあたりまえだと思った。

本日の猫写真。

タオルを奪い取ったサンジ君。

サンジは洗いたて洗濯物が大好き。畳んでいるそばから奪い取って下敷きにしてしまいます。洗濯物を片づけると寂しそうな顔をするから、いつもなかなか片付きません。