「手伝ってもらって当然と思うな!」

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「手伝ってもらって当然と思うな!」
ネットでそんな言葉を見かけた。
車椅子ユーザーが数段の段差をのぼるために手を貸してほしいという、そんな話でのことだ。
「どうしてタダ働きする必要がある?」
悲しくなってしまった。

もちろん、こんなこと言う人はごくごく一部分。一握りの人たちだ。だけどほんの少人数でも大声で叫ぶことができるからネットというのは困ったものだ。もしかしたら、表面上は親切そうに見えても、心の中では同じように思っている人が多いんじゃないかと思ってしまう。相模原の事件のとき犯人の賛同者が多くあらわれたように。

世の中どうしてこうもトゲトゲしているのだろう。
どうしてこんなに他人を許せない社会になってしまったのだろう。
ネットが発達したから?
SNSが炎上するから?
誰でも匿名でクレームをつけることができる時代になったから?

私は、手伝ってもらうのが当然の権利とまでは思わない。助けてもらったらありがとうを言うし、譲ってもらったらスミマセンと言う。できるだけ自分でなんとかしようとまずは考える。

でも逆に、手助けが必要な人を見つけたら、できるだけのことはしたいと思う。それは人として当たり前のこと、自然なことだ。

先週ケガをしたミー先輩。元気になってました。

今日の自分はどんなに元気でも、明日はどうかわからない。誰でもケガをして車椅子ユーザーになる可能性があるし、全ての人が確実に年をとる。
「困ったときはお互い様。みんなで助けあいましょう」
子供の頃にそう教わるもんじゃない?
なんでこんなに当たり前のこと書いてるんだろう私…。

コメント

  1. だださんと同じような気持ちになることが、しばしばあります。

    誰でも、明日、介護者・被介護者になるかもしれないのに…。
    誰でも、乳幼児の頃は、誰かの世話になっていたのに…。
    誰でも確実に年齢をとるのに…。

    「手伝ってもらって当然と思うな」なんて言葉を耳にしたら、怖くて外出出来なくなる人が、ますます増えてしまいそうで悲しくなります。

    そんな中、だださんとお母様のお言葉や行動力に、いつも勇気をもらっています。

    • ありがとうございます。
      なんでこんなにも攻撃的な人が増えたんでしょうか。
      世知辛いですねえ…。
      逆に、ときどき席を譲ってもらった高齢者が
      「年寄り扱いするな!」
      と断った話も聞きますから、譲られたほうも素直に譲られ、助けられるようにしなくてはいけませんね。