スウェーデンの介護システムが羨ましい

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福祉先進国・スウェーデンの介護システムの話を聞いた。あまりにも…あまりにも日本と違いすぎて、ポカンとした。

・とにかく在宅!
介護が必要になったとき、日本では「在宅か施設か」を選ぶことになるが、スウェーデンでは基本的に在宅介護。よっぽどな状況にならなければ施設には入れない。

・一人暮らしOK!
日本では子供がひきとって同居介護をするケースが多いが、スウェーデンでは一人暮らしも普通。認知症だろうがなんだろうが自分の家での生活をつづける。「息子の家にひきとられたら環境の変化によって認知症が悪化した」というパターンは防げるわけだ。

・本人の意思が尊重される
多少危なかろうがなんだろうが本人が「やりたい」って言ったらやってもらう精神。入所中の認知症の方でも好きにお散歩してもらってるとか(ただしGPSはつける)。

・ヘルパーさんがいっぱい来てくれる
重介護で在宅で一人暮らしなんてどうやってするの?と思ったら、ヘルパーさんが一日に何回も何回も来てくるんだって。物価の割に自己負担は少ないとか。夜のケアもあるんだって!

・病院で死なない
具合が悪くなったら即入院!とかはあんまりしないで、自宅や施設で最期をむかえることが多い。胃ろうや延命措置はせず、寿命は自然にまかせるスタンス。

・家族が介護した場合の手当が厚い
私たちみたいに家族が介護した場合、「介護手当」がでる。お金がもらえる。場合によっては、ヘルパーとして市が雇ってくれる。もう無職じゃないよ!

・介護士は公務員
介護士が「底辺」とか蔑まれない。ちゃんとした公務員! 利用者の意思が尊重されるので、家族から責められるストレスが少ない。リフトが普及しているから持ち上げなくていい。日勤と夜勤がちゃんと分かれてるし休みもとれる。ブラックじゃない。よって離職率も低い。

・・・以上は聞いたり読んだりした話なので、実際のところはよくは知りませんが。なんだかいろいろ、いいなあって思います。憧れます。ただそれを実現するには消費税率25%が必要なようです。専業主婦という職業の消滅も必須みたいです。文化的な違いも大きいので、かなり難しそう。

で、何が言いたいかっていうと。

上司がこないだ、ふっとつぶやいたんです。
「だださんが高齢者になる頃には、介護保険サービスってもう潰れてると思うわ」
って。
「今ヘルパーでいっぱい働いて、いっしょけんめサービスしても、自分たちが介護を受ける番になる頃には…どないなってるやろな?」
って。
怖かったです。
「その頃には介護ロボットも進化しまくってるはずです!」
と答えたかったけど、声にならなかった。貧乏人は介護ロボットを使わせてもらえるかどうかわからないから。

本日の猫写真。

鬼ごっこ中。

シシィが攻めて攻めて攻めまくるので、サンジはなかなか出てこられませんでした。

コメント

  1. だださん、こんにちは。
    お疲れ様です。
    少子高齢化社会。
    かなり、未来には希望が持てない。
    しかし、子を産む、産まない選択で、
    いろいろな事情がありますが、
    少子化問題、人手不足問題は、なかなか解決が出来ないですよね。
    やはり、介護必要無く、綺麗に去りたいですね。
    お身体に気をつけてください。

    • ともさん、お疲れ様です!
      自ら少子に一役買っちゃってる私としては文句を言えないわけですが。
      今の日本は子供を生みたくなるような社会ではないのでしょうね。
      人手不足の解消も難しそうです。
      財源ももちろんですが、根本的な考え方に問題があるように思えるので、なかなか遠い道のりですね。
      ともさんもご自愛くださいね!

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