昨年の夏、母はスマートフォンを手に入れた。ショートステイ中に暇をつぶせたらいいなと思って買った。細かい操作はできなくても、音声入力ならできるだろうと。
だが、無理だった。
まず母はどうしても、スマホの存在そのものを思いだせなかった。眼の前に差し出してあげれば、起動をさせることも、LINEを開くこともできたが、まずは最初のワンアクション「スマホを取り出す」ことが難しかった。だからショートステイ中にスマホに触ることは一度もなかった。
それでも家にいるときは私が「スマホ使ってみて」と催促をするのでたまには使っていたが、やっぱりスムーズにはいかない。だんだん私のほうが面倒になってきて、今では充電すら忘れている。
けれど・・・スマートスピーカーならもう少し使えるかも。
また新たな欲がでてきてしまった。高いから買えないけど。
本日の猫写真。
「ぼくも、その布団で寝たいんだけど・・・」