デイサービスをやめる時

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母がデイサービスを一つ辞めた。新しいデイに「転校」するためだ。
辞めたのは老舗のデイサービスで、市内では数少ない、ベッドのまま入浴できる特殊浴槽を持っているデイだった。退院当初の母は椅子にも座れなかったから、選択の余地なくそこに通うことになったのだ。

あれから4年。母はすっかり元気になって、たいていの施設を使えるようになったから、もっとリハビリをしてくれるデイへ移ることにした。

さて、デイを辞めるときって、どうしたらいいのかな?
今日が最後の日だったから、本当は直接スタッフさんにお礼を言いたかったのだけど、仕事があるから行けなかった。それで手紙を書いて連絡帳に挟んでおいた。
そうしたら
「毎週土曜に聞かせてくださるピアノを楽しみにしていましたので寂しいです」
と返ってきた。

デイの皆で童謡を歌うとき、母はピアノ伴奏をしていたらしい。片手でメロディを弾くだけだが、利用者さんでちゃんと弾ける方は案外少ないので、それなりに重宝されていたようだ。
「ピアノがあると歌いやすいわ」
と頼りにされて母も嬉しかったみたい。
「ピアノを惜しんでもらって、ちょっと寂しくなっちゃった」
と言っていた。

・・・4年間、楽しくてよかったね。
また次のデイサービスでもきっと楽しいよ。

本日の猫写真。
陽なたぼっこにゃんず。

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仲良くならんでいるのはほんの一瞬。

すぐにプロレスごっこが始まるんだよね。

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