デイサービスで働くミー先輩(猫)は今日も大忙し。
朝は「いらっしゃい」をして。
昼は利用者さんたちのコーラスを聴いてあげて。
夕方には「また来てね」と送り出す。
そして仕事が終わると・・・
彼氏が迎えに来てデートに行った。
まさかのリア充かよ!
(手前がミー先輩。玄関まで彼氏が迎えにきた)
さて本日は金曜日。オヤジが夕飯をつくる日だ。
「湯豆腐がたべたい」
とオヤジは言った。鍋なら失敗がないから妥当だろう。材料も切るだけだし。
そこで私は
「土鍋に水をはって、昆布を漬けといて」
と頼んでおいた。
「よし、分かった!」
オヤジは大張り切り。
帰宅してみると、こんなになってた。
スーパーで買ってきた昆布を一袋ぜんぶ水に漬けていた。
・・・良い出汁とれたよ・・・。
今年に入ってから9カ月間、毎週金曜日は「両親のデートの日」だった。オヤジは最初の頃こそ大変だったが、だんだんと母の世話に慣れ、今ではトイレ介助も完璧にこなし、
・・・って書けたら良かったんだけどな!
いろいろ頑張ってみて、ヘルパーさんにも入ってもらったけど、やっぱりダメだった。
オヤジはどうしても母を放ったらかしにする。
いつも、というわけではないが。
ときどき
「ついうっかり忘れる」
らしい。
テレビに没頭したり昼寝したりで、母をトイレにつれていくことを忘れてしまう。身動きがとれない母のことを「ついうっかり」で3時間も忘れるのは致命的。今日もシーツまでビッショビショだった。
私はここ数ヶ月間、なんとかデイサービスに入れてもらえないかと探していた。
第一希望は半年順番待ちしても空かなかった。
第二希望も金曜だけはダメだと断られた。
それで新しいデイをいくつか見学して、ようやく見つかった!
金曜日に空きがあるとこ!
一日体験ををして母が気に入ったので、近いうちに契約する予定だ。
実を言うと、金曜のデートを母は楽しみにしていた。夫婦2人で過ごすことなど若い頃からずっとなかったから。近所のイオンへ買い物にいったり、ラーメン屋や図書館へ出かけたり。ぎこちない介護でも自分のために頑張ってくれるオヤジの姿が母には嬉しかったのだろう。
それでも結局
「なかなかトイレ連れてってもらえないのは嫌だし、お父さん大変そうで気を遣うし、私デイサービスに行くわ」
と決めたのは母自身だ。
デイへ行くことが決まったと話すと、オヤジは
「そうか」
しか言わなかった。ほっとしたのか、寂しいのか。オヤジがどう思ったのかはわからない。体力的には絶対にしんどかったはずだから。失敗続きとはいえこれまで本当によく頑張ったと思う。有り難いことだと思う。
ということで。母が来月から新しいデイにいけますように!(まだ契約済んでない)
コメント
濃厚ダシの湯豆腐は、オツな味でしたか?
昆布投入時のお父さまは、大真面目だったのでしょうね。
それなのに、スクロールダウンして土鍋画像を目にした途端、
すみません! 噴き出してしまいました。
内緒にしておいてくださいね。
お母さまみずからの金曜デイご希望には、ご主人への思い
やりが含まれていて、しみじみとなりました。
契約手続きのスムーズ完了を祈ります。
はーい、オツな鍋でしたよー。
「昆布をどれくらい入れたらいいか分からないから全部入れた」
と、大真面目に豪快なことを語っていました。
会社でもその話をして皆に笑われちゃったそうです。
余分な出汁は冷蔵庫で保存して今日のゴハンに使いましたよ!
まだあと2日は使えそうです。
10月からはオヤジを解放してあげられたらいいなあと思います。
晩御飯は作ってほしいけど。